フロッギーが2月から大変身しました。記事を読むだけでなく、記事に出てきた銘柄をそのまま買えるようになったんです。しかも最低投資額は500円。ワンコインで株が買えるフロッギーを”あの人”はどう評価するでしょうーー。
ドキドキしながら迎えたのは、宝箱のようなご自宅訪問記事も大好評な億超え投資家のかぶ1000さん。歯に衣着せぬコメントにフロッギーチーム一同のどきどきが止まらないっ! その顛末は――?
カエルくんがききたいことその1
かぶ1000さん、500円から株が買えるっていいことですか?
先日はご自宅での取材、ありがとうございました! 今日はかぶ1000さんに新しいフロッギーについて率直なご意見をいただければと思っています。
試してみましょう!
フロッギーは今まで記事を読むためのメディアでしたが、2月から株が買えるようになったんです。資産がまだ少ない人でも取引単位を気にせず気軽に株を買ってほしいと思って、最低投資額はワンコイン、500円にしました。
だから、この画面、株数ではなく「金額」を入力する方式なんですね。
それに100万円以下の場合は手数料(スプレッド)が無料なんです。
そうすると虎の子の資産を入れるというよりも、お小遣い程度の金額で始める人がターゲットなんですね。
はい! たとえ500円、1000円でも、実際に株を買いながら投資について学んでほしいと思っています!
いいですね。ただ、「500円ならギャンブル感覚でいいや」とならないよう、気をつけないといけないでしょうね。たとえ500円でも立派な資産運用。最初は小さな金額でも、ゆくゆくは「自分のお金をどう運用するか」と考える力だったり、金融機関に勧められた商品の良し悪しを判断する金融リテラシーを養うための第一歩にしてほしいですね。
初心者の人が買いやすいよう、価格は「VWAP」(ブイワップ)方式を採用しました。フロッギーから注文すると前場と後場、それぞれの平均的な価格で約定します。
株価の動きでハラハラせずに済みますね。500円からできると大学生で使う人もいるでしょうが、授業中に株価が気になっちゃったら困りますからね(笑)。
カエル先生の一言
VWAPとは……
フロッギーでは、注文の際に、株価の動きや売買のタイミングに悩まなくてよいような仕組みを採用しています。その名は「VWAPトレード方式」。
「VWAP」とは、Volume Weighted Average Priceの略で、売買高加重平均価格のこと。フロッギーでは、午前と午後の平均取引価格を加重平均で算出して、その平均株価で買ったり売ったりすることができるのです。株を注文するときに、「いくらで注文しよう?」「悩んでいるうちに株価が動いてしまった!」とあたふたすることがなくなります(実は、国内外の機関投資家を中心に広く利用されています!)
記事から株が買えるのって初心者に便利だと思いますか?
それにSMBC日興証券の口座があれば、今見ていただいているようなフロッギーに掲載されている記事から直接、株を買うことができるんです。
めっちゃ責任あるやん(笑)。
「学びながら株が買える」という新たな投資体験を提供したいと思っているんです。
それはいいと思うんですが、「誰々が言ったから買う」と思考停止で買ったりするのは避けたほうがいいですね。なんでかって言うと、大事なのは「その人がその銘柄を選んだプロセス」だからです。フロッギーの個人投資家インタビュー記事には、プロセス、買った理由も書いてありますよね。そこをちゃんと読んでいただきたいなと思います。
「銘柄そのもの」をマネするのではなくて、「銘柄を選んだ理由」をマネしたほうがいいんですね!
最初は誰かのマネでもいいから、自分なりに買った理由を持っておくことが大切です。
買った理由があれば、失敗しても「次はこうしよう」と改善することができますもんね。
失敗から学ぶのがいちばんいいんです。だから、フロッギーでも過去の検証記事を載せたほうがいいんじゃないですか?
過去の検証……?
「かぶ1000が1年前に買った銘柄は本当に上がってるか?」と検証するんです。「偉そうに言ってたのに全部下がってるじゃないか」となったら、読者がそこから学べますよね。他人の失敗で学ぶのは、自分のフトコロを痛めない最高の勉強方法です。
フロッギーの記事では「銘柄詳細をみる」をクリックすると、「銘柄詳細」の画面に飛びます。そこで株価が上がっているか、下がっているかを自分で検証してもいいですね!
銘柄詳細では3ヵ月と2年のチャートが見られるんですね。株を買うときは、「過去に株価がどのくらい変動しているか」を見た方がいいと思います。値動きが荒っぽい銘柄は、大きく上がる可能性もあるけど、暴落する可能性もあり、リスクが高くなります。案外、これをわかっていない初心者も多くて、「そんな株買って大丈夫かな?」と不安になることもあります(苦笑)。
金額が小さいからといって適当に買わず、真剣に検討しないといけないですよね。
初心者は値動きの荒い銘柄に手を出さず、PBRやPERの低い割安銘柄へ投資するバリュー銘柄がいいですよ。割安銘柄だったら下値余地も小さいのでリスクも小さい。あとは「自分の知っている会社」ですね。「孫正義さんが好きだから「 ソフトバンクグループ 」を買う」でも、「無印良品のファンだから「 良品計画 」を」でもいいので、よく知っている会社を買うこと。知らない会社を買っちゃうと、株価が下がったときに不安になったり、どうしたらいいかわからなくなってしまうと思います。
どんな事業を行なっているのか、理解できない銘柄には手を出さない、ですね!
カエルくんがききたいことその3
かぶ1000さん、初心者にオススメのフロッギー活用法は?
フロッギーで買うと配当はどうなるんですか?
保有株数に応じて支払われます。
だったら高配当銘柄を買って、受け取った配当を再投資して「複利の効果」を体験できる良い機会になります。たとえば月1万円ずつフロッギーに入金して株を買っていく。それを5年、10年と続けると結構な資産になる可能性もありますね。
桐谷さんもフロッギーで投資をするなら高配当株の積み立て投資がいいとおっしゃっていました。
毎月定額でコツコツ買っていくと、ドルコスト平均法になります。株価が安いときにはより多くの株数が買えるし、高くて買いにくい時でも定額で買うことで上昇相場を逃しにくくなりますから、有利になるんですよね。ドルコスト平均法は強いですよ。しかも、100万円以下なら手数料無料なのでコスト負担なく、資産が積み上がっていく楽しさを体験できそうですね。
あとは「ビンゴカード」みたいなのを用意してあげるとかね。「製造、電気、外食、IT」とか書いてあって1列そろえたら自然と分散投資になるような。「バリュー投資用のカード」とか、「相関性重視のカード」とかいろいろあったら、分散投資の勉強にもなりますよね。
すごく面白そうです!
かぶ1000さんでしたら、新フロッギーをどう使いますか?
子どものいる家庭だったら、親子で投資する、とかいいんじゃないですか。ちなみに子どもでも口座を作れるんですか?
はい! 親権者などの同意があれば、未成年でも口座を作れます。
僕も中学生から投資していたし、「お小遣いで株を買ってみなよ」と促して、親子で一緒に学びながらやるのに最適じゃないですか。経済を学ぶ上で株式投資はいちばんいいし、低金利時代はまだまだ続きそうですから、親子でフロッギーを使って株を通してお金のことを学ぶことが出来たら、それは素晴らしいことだと思います。
かぶ1000さんから投資を始めようとするアナタへ
経済を活性化させるためにも、日本は投資をする人がもっと増えたほうがいいと思うんです。それが増えないのは、ちゃんとお客さんのアフターフォローができていない証券会社にも責任の一端があると思います。
耳が痛いです……。
フロッギーがそれを変えてくれることを期待しています! 倒産することなく安定して利益を出してくれる会社の株であれば、「益回り」の分、株主が得をする仕組みになっています。そんな会社の株は、誰かが儲かれば誰かが損をする「ゼロサム」のゲームではなく、長期的に見れば株主みんなが儲かる「プラスサム」のゲームです。「明日の資産」を気にする必要はありません。大事なのは「5年後10年後の資産」を見据えながら投資をしていくことだと思います。
フロッギーの目標のひとつが「日本人をサバイブさせる」こと。想いはかぶ1000さんと同じです。フロッギーにはまだ至らない点もあると思います。でも皆さんから頂いた指摘を開発チームに伝えて、日々進化していきます。かぶ1000さんの期待に応えられるよう、フロッギーはもっともっとがんばります!