3月は年に1度の「優待祭り」! わくわくが止まらない優待10選【前編】

優待ライター厳選! 今月の株主優待/ 日興フロッギー編集部吉本ユータヌキ

3月の株主優待はなんと全部で800銘柄! 1年でダントツに株主優待が多い月です。自社商品の詰め合わせから、欲しいものを選べるカタログギフト、外食や買い物、レジャー系に交通系と、あらゆるジャンルの株主優待が揃っています。そこで、今回と次回の2回にわたって、その中から選りすぐりの銘柄を紹介していきます。まず「前編」では、「東京ディズニーリゾート」の1デーパスポートで人気の「オリエンタルランド」や自社商品詰め合わせがたっぷりもらえる「マンダム」や「日本製紙」、株主限定グッズがうれしい「タカラトミー」など、定番優待10銘柄を見ていきましょう。

※特別に記載がない場合、権利付最終日は3月26日(火)です。
※FROGGYを使って優待をもらう場合には、保有する株式が3月20日(水)までに単元株数以上になるよう購入してください。

「もらって嬉しい株主優待。知っておくべき基本のキ」を読む

株主だけの特別なトミカ&リカちゃん【タカラトミー】

■銘柄名(コード):タカラトミー(東1:7867)
■権利月:3月、9月
■最低投資金額:11万3200円(2/27終値:1132円×100株)
■配当金額(会社予想):24円
■予想配当利回り:2.12%

玩具メーカーの「トミー」と「タカラ」が合併して、2006年に誕生した「 タカラトミー 」。トミカやプラレール、リカちゃんなどは子供から大人まで、今も多くの人に愛されています。2019年3月期は、これら定番商品に加えて次世代ベーゴマの「ベイブレードバースト」の海外での売上げも好調で、会社計画を期初予想から引き上げています。さらに、2月12日には業績好調を受けて、「創業95周年記念」として10円の増配を発表しました。

株主優待は、100株以上で自社通販サイトの購入での割引。1年未満の保有では10%割引ですが、長期保有優遇制度で、1年以上継続保有なら30%、3年以上なら40%まで割引率がアップします。子供や孫などにおもちゃを買う機会が多い人なら、継続保有がいいかもしれません。他に、3月のみ株主限定のオリジナルトミカやリカちゃんがもらえて、こちらも人気です。株主限定商品は100株以上、1000株以上、2000株以上で内容が異なり、たとえば前期は100株保有ならトミカ2台セット、1000株でトミカ4台セット、2000株でトミカ4台セット+リカちゃんでした。

人気のサバ缶で何を作ろう?【日本水産】

■銘柄名(コード):日本水産(東1:1332)
■権利月:3月
■最低投資金額:36万円(2/27終値:720円×500株)
■配当金額(会社予想):8円
■予想配当利回り:1.11%

「ニッスイ」のブランド名でおなじみの「 日本水産 」。水産事業や食品事業の他、最近は青魚に多く含まれ、「血液をサラサラにする」などで話題の「EPA」に注目した商品開発などを行うファインケミカル事業や物流事業、海洋関連事業など、主に5つの事業を展開しています。2019年3月期の会社計画は、南米のサケ・マス養殖事業の販売数量減や原料コストの増加などにより、増収減益の見込みです。また中期経営計画では、株主還元策に言及していて、将来的には配当性向30%以上を目指すとしています。

株主優待は、500株以上で3000円相当、1000株以上で5000円相当の自社商品詰め合わせです。気になる内容は、前回の500株保有の場合、さばの水煮缶やまぐろステーキ缶、焼きさけあらほぐし(瓶詰)に、EPA配合の清涼飲料「イマークS」、ひとくち豆乳チョコクッキーなどたっぷり全11品。特に、魚系の缶詰は6缶と充実していました。優待内容は毎年変わるようなので、権利確定後の案内をお楽しみに! なお、株主優待を受け取るためには最低500株が必要なので、初心者の方は間違えないように注意しましょう。

家族みんなのお肌がピカピカに!【マンダム】

■銘柄名(コード):マンダム(東1:4917)
■権利月:3月
■最低投資金額:28万900円(2/27終値:2809円×100株)
■配当金額(会社予想):60円
■予想配当利回り:2.14%

「ルシード」や「ギャツビー」など、男性向け化粧品では日本国内でトップクラスのシェアを持つ「 マンダム 」。最近は「ルシードエル」「ビフェスタ」などの女性向け化粧品にも注力していて、また海外では特にインドネシアに強みを持っています。2019年第3四半期は、競争激化によるインドネシアの売上高減少や管理費の増加などが響き、減収減益で着地。通期の会社計画については、減収ながら営業利益はわずかに増益を見込んでいます。なお、配当に関しては増配が続いていて、今期も増配の予定です。

株主優待は、100株以上で5000円相当の自社商品詰め合わせです。内容は毎回変わりますが、前回は「ギャツビー」のフェイシャルペーパーや洗顔料、「ルシード」の化粧水など男性向け4品、「ビフェスタ」のクレンジングなど女性向け3品という合計7品の豪華ラインナップでした。男性向けと女性向けの商品が両方入っているので、家族みんなで活用できそうですね。

優待ファンに大人気の美食・逸品カタログ【オリックス】

■銘柄名(コード):オリックス(東1:8591)
■権利月:3月、9月
■最低投資金額:16万1650円(2/27終値:1616.5円×100株)
■配当金額(会社予想):76円
■予想配当利回り:4.70%

リース事業からスタートして、その後関連する専門分野を徐々に広げていった「 オリックス 」。現在では、法人金融やメンテナンスリース、不動産など6つの分野で事業を展開しています。同社では、通期の業績予想の代わりに中期的な方向性を公表していて、2021年3月期までの3年間で純利益の年間成長率を4~8%、ROE11%以上の実現を目指すとしています。また、昨年10月には配当性向をこれまでの27%から30%に引き上げると発表。これによって、配当予定額は76円、予想配当利回りは4.7%(2/27終値で計算)となり、配当目的でも非常に魅力的な銘柄と言えそうです。

株主優待は、100株以上で自社取引先の取扱い商品を集めたカタログギフト「ふるさと優待」(3月のみ)と、株主カード(3月、9月)です。「ふるさと優待」カタログには、各地の美味・美食や逸品が掲載されていて、多くの優待ファンに支持されています。3年以上継続保有すれば、内容がグレードアップする特典付き。また、株主カードは提示することで、ホテルやレンタカーなど自社グループのさまざまなサービスを割引料金で利用できます。

ベスト電器でも使える買物優待券【ヤマダ電機】

■銘柄名(コード):ヤマダ電機(東1:9831)
■権利月:3月、9月
■最低投資金額:5万4100円(2/27終値:541円×100株)
■配当金額(会社予想):13円
■予想配当利回り:2.40%

ヤマダ電機 」は、直営・FCを合わせたグループ店舗数が1万2484店(2018年12月末時点)という家電量販店最大手。直近では、新たなビジネスモデル推進の一環として、家電にインテリア家具の販売を加えた新業態「家電住まいる館」の展開にも積極的に取り組んでいます。2019年3月期については、将来に向けた各種改革がまだ結果を出していないことなどから、期初の会社計画を下方修正。増収ながらも2ケタの減益を見込んでいます。また、配当についても期初から予想を引き下げ、前期据え置きとなっています。

株主優待は、500円分の買物優待券で、100株以上は3月に2枚/9月に4枚、500株以上では3月に4枚/9月に6枚、1000株以上では10枚、1万株以上は一律50枚もらえます。ヤマダ電機各店はもちろん、グループ企業のベスト電器各店(一部を除く)でも、税込1000円ごとに1枚を使うことができます。また、長期保有優遇制度もあり、3月末は1年以上の継続保有で3枚、2年以上で4枚、9月は1年以上の継続保有で1枚、買物優待券が追加されます。

夢の国を満喫できる1デーパスポート【オリエンタルランド】

■銘柄名(コード):オリエンタルランド(東1:4661)
■権利月:3月、9月
■最低投資金額:121万8000円(2/15終値:1万2180円×100株)
■配当金額(会社予想):40円
■予想配当利回り:0.33%

「東京ディズニーランド」や「東京ディズニーシー」、商業施設「イクスピアリ」などの運営を手がける「 オリエンタルランド 」。株主優待は、2つのパークのいずれかで利用できる1デーパスポートで定番の人気を誇っています。東京ディズニーランドの開園35周年効果もあり、2018年度の上半期の入園者数は2つのパーク合計で1550万人以上と、上半期としては過去最高の数字を達成しました。来期以降も、新アトラクションのオープンや新ホテルの開業を控えていて、集客につながる話題には事欠きません。

株主優待でもらえる1デーパスポートですが、100株以上では3月のみ1枚、400株以上で3月・9月に各1枚、800株以上で各2枚、1200株以上で各3枚、1600株以上で各4枚、2000株以上で各5枚、2400株以上で各6枚がもらえます。ディズニー好きならぜひ欲しい優待と言えますが、購入には100株で120万円以上が必要とハードルはかなり高めです。500円以上500円単位の金額指定で株式を購入できる「FROGGY」の仕組みを使って、少しずつ買い増していくという方法を検討してもよいかもしれませんね。

牛めし、それともとんかつ? 定食もOK!【松屋フーズホールディングス】

■銘柄名(コード):松屋フーズホールディングス(東1:9887)
■権利月:3月
■最低投資金額:37万4500円(2/27終値:3745円×100株)
■配当金額(会社予想):24円
■予想配当利回り:0.64%

牛めしやカレーで人気の「松屋」、とんかつ専門店「松のや」を2本柱に、回転寿司店の「すし松」やラーメン店の「松軒中華食堂」など複数の外食業態を展開している「 松屋フーズホールディングス 」。直営・FCを合わせた全業態の店舗数は、国内1158店、海外12店です(2018年12月末時点)。持続的な成長と経営効率の向上などを目指して、昨年10月には持株会社体制に移行しました。2019年3月期の会社計画は増収増益を見込んでいます。

優待内容は、100株以上で株主食事優待券が一律10枚。「松屋」をはじめ、「松のや」「松乃家」「チキン亭」の国内各店舗で利用可能です。優待券に金額表記はなく、各店舗の利用可能メニューを1枚で1食、食べることができます。たとえば、「松屋」の場合、ラージ定食・W定食以外であれば値段にかかわらず、すべてのメニューを注文できるのがうれしいですね。また、優待券10枚の返送で、牛めしの具やオリジナルカレーの具などの自社製品詰め合わせを選択することも可能です。

国産の高級ティッシュに気分華やぐ【日本製紙】

■銘柄名(コード):日本製紙(東1:3863)
■権利月:3月
■最低投資金額:22万4100円(2/27終値:2241円×100株)
■配当金額(会社予想):30円
■予想配当利回り:1.34%

製紙業界の再編を経て、2013年に東証1部に上場した現在の「 日本製紙 」。製紙業では売上高国内2位です。2019年3月期は、ヘルスケア製品やホテル向け業務用製品などが好調な一方、新聞や印刷用紙の需要低迷やコストの高騰が響き、業績予想を下方修正。また、特別損失の計上により、会社計画は増収増益ながら400億円の最終損失の見込みです。現在の中期経営計画では、ウエイトの大きい洋紙事業の競争力強化と成長分野の事業拡大に取り組むことで、企業の持続的な成長を目指しています。

株主優待は、100株以上で自社グループの家庭用品詰め合わせです。前回は、ローションティシューやポケットティシュー、トイレットペーパー、キッチンタオルなど、「クリネックス」と「スコッティ」ブランドの全8アイテムがもらえました。いずれも生活必需品でしかも安心のブランド品。誰にとっても使える、うれしい優待と言ってよいでしょう。

あの180円スニーカーほか、服も雑貨も!【ヒラキ】

■銘柄名(コード):ヒラキ(東2:3059)
■権利月:3月
■最低投資金額:10万1300円(2/27終値:1013円×100株)
■配当金額(会社予想):20円
■予想配当利回り:1.97%

ヒラキ 」は、自社で企画開発した靴や衣料品を兵庫、大阪の5店舗と通販で販売しているほか、大手小売店向けのOEM商品も手がけています。キッズ用の“180円スニーカー”のイメージが強い人も多いかもしれませんね。今期の会社計画については、配送費のコストアップなどの影響で増収ながらも減益を見込んでいます。2021年3月期を最終年度とする第二次中期経営計画では、自社開発商品のマーケットシェア拡大や有利子負債の削減によるバランスシートの改善といった経営目標を掲げています。

優待内容は、100株以上で2000円分の買物券です。関西にある5つの店舗とカタログ通販で利用可能です。キッズ・レディース・メンズの靴はもちろん、衣料品や日用雑貨、キッチン雑貨なども扱っています。しかも、780円のスポーツシューズに480円のTシャツと、リーズナブルな商品が豊富で、買物券だけでもいろいろと楽しめそうです(価格は一例です)。さらに、通常は税込5940円未満では送料がかかりますが、株主優待はがきで申し込んだ場合は送料が無料というのもうれしいポイントです。

番組特製QUOカードの絵柄が楽しめる【朝日放送グループホールディングス】

■銘柄名(コード):朝日放送グループホールディングス(東1:9405)
■権利月:3月、9月
■最低投資金額:7万8800円(2/27終値:788円×100株)
■配当金額(会社予想):25円
■予想配当利回り:3.17%

2018年に持株会社に移行し、傘下に朝日放送テレビや朝日放送ラジオなどの事業会社を抱える「 朝日放送グループホールディングス 」。中核となる朝日放送テレビでは関西ローカルだけでなく、「新婚さんいらっしゃい!」や「プリキュア」シリーズなど全国ネット番組も多数制作しています。2019年3月期は、放送事業収入の増加や費用削減効果により、期初の業績予想を上方修正。併せて増配も発表し、前期より5円増やして25円の配当を予定しています。

株主優待は、100株以上で500円分の番組特製QUOカードです。年2回なので年間1000円分と金額的にそれほど大きいわけではありませんが、毎回朝日放送テレビの番組がデザインされているのがポイント。たとえば、前回は「ポツンと一軒家」、前々回は「速報!甲子園への道」&「熱闘甲子園」でした。次回のQUOカードにはどんな番組がデザインされるのかも、楽しみの一つと言えそうですね。

いかがでしたか? 普段の生活でもよく見聞きする人気銘柄が豊富に揃う3月。これまで優待投資は未経験だった方も、この機会に「FROGGY」を利用して優待投資にチャレンジしてみては?

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優待の内容は2019年2月27日現在の情報を記載しております。本コンテンツ作成後に変更されている場合がありますので、最新の情報については、皆様ご自身でのご確認をお願いいたします。
また、優待の内容は代表的な事例をもとに記事を構成しております。詳しくはそれぞれの企業のHP等でご確認ください。