いろいろな口座と税金のこと

株式投資キホンのキ/ 日興フロッギー編集部とんぼせんせい

今回は、株式投資をするための口座の種類と税制についてお伝えいたします。口座の違いを把握して、きちんと使い分けることで、おトクに株式投資をすることができます。税制と合わせて、株式投資でかかる税金についてもしっかりと押さえておきましょう。
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Point.1 証券口座には「特定口座」と「一般口座」がある

株式投資を行うために必要な口座を「証券口座」といいますが、大きく分けて2種類の口座があります。

①特定口座
ひとつ目が「特定口座」と呼ばれるもので、納税に関する手続きを証券会社がまとめて行い、投資家の手続きが簡単な口座です。特定口座にすると、証券会社が1年間の売買による利益や損失を「特定口座年間取引報告書」というものにまとめて、翌年1月に送ってきてくれます。

特定口座の中でも、証券会社が投資家の代わりに納税してくれる「源泉徴収あり」と、投資家自らで確定申告する必要のある「源泉徴収なし」にわかれています。手間をかけたくない人は、「特定口座 源泉徴収あり」を選ぶと良いでしょう。

②一般口座
2つ目は「一般口座」です。1年間の取引による損益をすべて自分で計算したい方は、こちらを選択します。

Point.2 NISAを活用すると税制優遇も!

年間の投資額が120万円以下におさまる場合、非課税枠のあるNISA(ニーサ)という仕組みを利用することをオススメします。NISA口座を使えば、最長5年間はその株式からの配当金や売ることによって得た利益(譲渡益)に対して税金がかかりません。

NISAで購入できる株式の金額は、最大で年間120万円(買いの合計額)。現段階で購入できるのは2023年までとなっています。そこから5年間(2027年)まで税制優遇されますので、少額から投資を始めたいならぜひ使いたい制度です。FROGGYでは、金額指定で買うことができますので、1年間で40万円ずつ3銘柄買ったり、1万円ずつ120銘柄買うなんてこともできます。

<まとめ>
Point.1 自分で確定申告などをしない人は、「特定口座 源泉徴収あり」を選ぼう
Point.2 NISAを使えば年間120万円・最長5年まで株式取引にかかる税金が非課税になる