今年のゴールデンウィーク(以下、GW)は過去最長の10連休! 5月1日(水)に新天皇が即位されることに伴い、2019年に限り当該日(および天皇の即位礼正殿の儀が行われる10月22日(火))を休日とする法律が公布されました。更に、祝日法の規定により「国民の祝日」に挟まれた4月30日(火)、5月2日(木)も休日となるため、異例の大型連休となります。
日本銀行が実施している調査では、「収入DI」「暮らし向きDI」ともに徐々に改善傾向にあり、国民の生活には以前よりゆとりが出始めた様子がうかがえます(DIとは、Diffusion Indexの略で、アンケートや調査などに基づく、景気を表す指数のこと)。新天皇の即位や改元の祝意ムードも高まると考えられることから、10連休中の国内消費は例年以上に盛り上がる可能性がありますね。
GW前後はレジャー関連の株が買われやすい
過去を振り返ると、大型連休となるGW前の日本株市場は弱含む傾向があります。連休中の海外市場の急変動リスクに備えた手じまい売りや、連休に備えた資金確保のための換金売りなどが背景にあると考えられます。
ただ、こうした弱い相場の中にあっても、テーマパークやアミューズメント施設、映画館など、レジャー施設関連の銘柄は、GW前後で市場平均を上回る堅調な株価パフォーマンスを示していました。
来場者増が期待されるレジャー関連銘柄に注目!
昨年は、4月時点の一部報道で、2018年のGW期間中の国内旅行人数が過去最高を更新する見通しと伝えられました。連休の長さや日並びの良さなどを考慮すると、今年のGW期間中の国内旅行人数は前年をさらに上回ると期待できそうです。こうしたレジャー関連施設は、いつもの連休より来場人数が増加すると見込まれ、株価を底上げするのではないでしょうか。
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