ソフトバンクグループ(ソフトバンク)が携帯大手ボーダフォンを買収したのは2006年3月17日。その日から毎日100円ずつ積み立て投資をしたら、評価額は99万円になりました(2020年2月28日終値ベース、累計つみたて額:34万円)。
評価額のピークは115万円
日本を代表する経営者のひとり、孫正義氏が率いる「 ソフトバンクグループ 」。モバイル会社としてのソフトバンクが誕生したのは、2006年3月17日です。英国のボーダフォン・グループから、国内第3位のボーダフォン株式会社を買収し、10月にはソフトバンクモバイルとして生まれ変わりました。前年には福岡ダイエーホークスを買収したことなどにより、投資家だけでなく世間にも広く認知されたのがこのころです。
モバイル会社としてのソフトバンクが誕生した時点から、仮に100円ずつコツコツ積み立て投資を続けていたら、総投資額34万円が99万円に増えていることになります。
ボーダフォン買収に伴う負債の増加や、リーマン・ショックなどの影響で2012年ごろまで評価額は度々つみたて額を下回ることがありました。しかし、2013年以降はアベノミクスの追い風の中、iPhone販売の好調などを受けて株価は上昇。それに伴い、評価額も上昇しピーク時には115万円に達しました。
テレビや新聞で見聞きしたニュースをきっかけに、「この会社はおもしろい!」「世の中の先を見通して、先手を打つのが早いな」ーーこんな感じでピンと来たら、まずは少しずつ買い始めてみるのもありかもしれません。もちろん大きな金額で投資する際は、しっかりと企業の成長性などにも注意してみましょう。