ワークマンが大きく成長するきっかけとなった「WORKMAN Plus」の店舗展開をスタートしたのは2018年9月5日。その日から毎日100円ずつ積み立て投資をしていたら、いまの評価額は4万3838円になっています(2020年3月31日終値ベース)。
つみたて額を下回ったのは13日間だけ
全379営業日中、つみたて額を下回ったのは13日間だけでした。「 ワークマン 」が開拓する「高機能×低価格」マーケットに成長期待が高まったことや、実際に既存店売上高が2020年3月まで17ヵ月連続で2ケタ成長となるなど好調だったことなどが背景にあるようです。
最高でつみたて額の2.2倍に
また、評価額の最高は6万8830円でした。その時は、つみたて額の2.2倍まで評価額が増え、大きな含み益があったことが伺えます。足元の新型コロナ流行による株価下落でも、評価額はつみたて額を下回ることはなく、パフォーマンスは良好なことがわかりますね。
「WORKMAN Plus」で新しいマーケットを掴む
同社の成長のきっかけとなった「WORKMAN Plus」ですが、扱っているのは実はそれまでの店舗「WORKMAN」と同じ商品です。よりデザインを意識した店舗展開を進めることにより、3つのPBブランド商品「FieldCore」「Find-Out」「AEGIS」の見せ方を変える工夫をしています。この工夫が功を奏し、新しい客層を取り込めて売上を伸ばしているのです。
これまで開拓されていないマーケットを発見し、自社の強みを最大限に活かして成長した同社。「こんな店舗今までになかったかも!」といった身近な気づきを発見できたら、つみたて投資の候補にしてみると良いかもしれませんね。
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