坂田宏/株式会社サカタのタネ 代表取締役社長
(「上場企業の社長に聞く! 夢とお金の本質・サカタのタネ・坂田宏社長 」より)
タネを生産する技術はいま、世界中からその重要性が注目されています。新興国では人口が増え、中間層の所得も上がって、必要な食料が増え続けている。つまり、タネの需要が爆発的に増えているわけです。
こうしたニーズに応えようと、近年は海外での事業を積極的に進めています。オランダの後、アジア、アフリカにも現地法人を作りました。現在は日本を含む22ヵ国28拠点から、世界170ヵ国以上に向けてタネを販売し、海外売上比率は60%にまで増えています。
われわれの合言葉は、「花は心の栄養、野菜は体の栄養」。タネ屋というのは、人々の心と体に栄養を届ける仕事です。これまで培って来た研究開発の力を、世界の人々のために使うのが使命だと思います。
カエル先生の一言
在宅時間が増えたことで高まる園芸人気。「サカタのタネ」でも初心者が簡単に種まきできるキットが好評だそうです。皆様もこの機会に、植物のある暮らしをはじめてみませんか?