第2回 2021年の日経平均は上昇!? withコロナ相場をアンケートから探る

withコロナ相場を占う!証券社員アンケート第2弾/ 日興フロッギー編集部藤田翔

3月に1万6000円台まで下落した日経平均株価ですが、一時2万3000円を回復するまでになりました。しかし、まだ新型コロナウイルス第2波の影響が不透明なこともあり、株価の先行きは見通しづらい状況にあります。そこで今回は、これからの日経平均株価の動向を証券社員アンケートから紐解きます。

※本記事掲載のアンケートは、日興フロッギー編集部がSMBC日興証券(以下、弊社)の社員を対象に、2020年5月に実施したものです。アンケート結果は、将来の成果等を約束するものではありません。また、弊社アナリスト等による相場見通しと異なる場合がございます。ご了承ください。

2021年末には日経平均2万4000円へ!?

先進国を中心に、徐々に経済活動が再開しつつあります。しかし、依然として世界全体の感染者は拡大傾向にあり、景気の先行きは不透明なままです。また、11月には米国大統領選を控えていることから、株価は「リバウンド後」の経済を見据える局面に入ったとも考えられます。

2020年末に向けた株価について聞いたところ、現状程度を見込む声が多数を占める一方、再び2万円を割り込むと考える人もいました

≪2万円を割り込むと考える理由≫
「コロナ第2波の影響は避けられないと思うから」(20代 営業店社員)
「日本はそもそも消費増税で失速していたので、コロナが落ち着いても立ち直らない」(30代 営業店社員)
「米大統領選の行方が不透明」(50代以上 営業店社員)

一方で、2021年末に目を向けると、日経平均株価は2万4000円に達するという声が多数でした。2万6000円を予想する声と合わせると、約半数の人が上昇すると見込んでいます

株価が上昇していくと予想する理由は、「ワクチンができていると思うから」という理由が多く見られました。また、金融緩和の状況がしばらく続くと考えている人も目立ちます。ワクチンの普及を前提にするならば、一時的に下落するような局面があっても、押し目買いで臨むのがよさそうですね。

≪2021年末に向けて株価が上昇すると考える理由≫
「新型コロナウイルスワクチンが1年後にできていると思うため」(50代以上 営業店社員)
「2020年の金融緩和が続き、企業業績の悪化を織り込むことで、上昇すると見込む」(30代 営業店社員)
「コロナのワクチン開発や共存スタイルなどが定着し経済活動が活気を取り戻すと思うから」(40代 営業店社員)

暴落を予想できたのは42%にとどまる

一方で、今回のコロナショックを事前にある程度察知できた人は42%と半数に届きませんでした。さらに、実際に株を売ることができたのは27%でした。頭でわかっていてもなかなか売れなかった人が多数を占めました。

そんな中、実際に株を売ることができた人はどのようにシグナルを捉えていたのでしょうか。

アンケートの結果によると、様々な角度からマーケットを見たときに、「矛盾」「気持ち悪さ」「ギャップ」を感じ取ったという人が多いことがわかります

≪暴落前になぜ売ることができたか≫
「中国から韓国・日本に感染が拡大しているのに、欧米株が無反応だったときの矛盾が気持ち悪かったから」(30代 本社スタッフ)
「年初からだいぶ上昇してきたところでレンジ相場に移行していたためそろそろ天井感があったため」(30代 本社スタッフ)
「武漢の状況(1月末)とマーケット強気さにギャップがあると感じたから」(30代 本社スタッフ)

マーケットでの「違和感」は株を売るとき、そして買うときにも役立ちます。マーケットに違和感を覚えたときは一度立ち止まって、今のままでよいかどうかを考えてみるとよいかもしれませんね。

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