ファミリーマートや大戸屋HDなど「親子上場」を解消しようとする動きが活発化しています。2019年度末時点で、親会社・子会社ともに上場しているケースは262社あるとのこと。その数は減少傾向にあるものの、依然として多くの親子会社が上場しています。
親子上場にはそれぞれの得意分野について、経営を切り分けることで事業に集中できるというメリットがあります。しかし、今のように収益環境が厳しい中では、親子上場を解消したほうが資本効率を高められる可能性があります。子会社の株価が下がっていれば子会社の株を買い集めるハードルも下がるため、TOB(株式公開買付け)もしやすくなり、足元で親子上場の解消が進んでいると想定されます。
国内外で厳しい事業環境が続くことが予想される中では、しばらく親子上場の解消に注目が集まりそうですね。そこで今回は、そんな親子上場を維持している身近な企業をご紹介します。
親子で上場する身近な企業:
ローソン
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不二家
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セブン銀行
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ビオフェルミン製薬
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イオンモール