【投資信託 第3回】徹底比較! 個別株vs投資信託

不透明な時代を生き抜く「資産づくりの選択肢」/ MonJa編集部日興フロッギー編集部

【投資信託 第2回】「手軽に、アメリカや新興国の株に投資する!」を読む
投資の入り口で出会うのが、投資信託と個別株です。たくさんの企業の株式をいっぺんに買うことができる投資信託。好きな企業を応援するように買える個別株投資と、どちらから始めればよいのか迷っている人もいるかもしれません。投資信託と個別株の特徴をチェックして、始めやすいのはどちらなのかチェックしましょう。

個別株と投資信託、自分にピッタリなのは?

個別株と投資信託の違いは大きく4つあります。このポイントを理解できれば、自分がまずはどちらから始めるべきかが見えてきます。

カエル先生の一言

一般的に、株を売買するときには「単元」と呼ばれる100株をひとまとまりとする単位で行われますが、日興フロッギーでは「キンカブ」という仕組みを使って、100円から個別株を買うことができます。また100万円までの買いなら手数料もかかりません。詳しくはこちらをご覧ください。

違い①投資信託は値上がり益や分配金はもらえるが、優待制度はない

投資信託も個別株も安いときに買って値上がりしたときに売れば、値上がり益が得られます。また、保有することで、投資信託なら「分配金」が、個別株なら「配当金」がもらえます。しかし、個別銘柄でもらえる株主優待については、投資信託ではもらうことができません。

※「分配金」「配当金」「株主優待」は、投資信託の運用状況、株式の発行会社の経営状況によってはもらえない場合もあります。

個別株で得られる「配当」と、投資信託でもらえる「分配金」では仕組みが異なります。投資信託には分配金を自動的に再投資する仕組み(「自動けいぞく投資」といいます)があり、分配金をそのまま投資信託に回して、資産をさらに成長させることができます(分配金をそのまま受け取ることも可能です)。この仕組みを使って分配金による複利の効果を自動で享受したい、という人には投資信託のほうが向いているかもしれませんね。

違い②手数料の体系が違う

投資信託と個別株では手数料の体系が異なります。

最大の違いは、投資信託は保有しているときに手数料が発生することです。投資家が保有している資産から日々差し引かれ、運用会社や購入した証券会社などに手数料として支払われます。この手数料を「信託報酬」または「運用管理費用」といいます。

一方で、売買時にかかる手数料は投資信託と個別株でほぼ同じです。投資信託を買うときの手数料は「購入時手数料」と呼ばれ、購入価格に応じた額がかかります。ただし、最近では購入時手数料がかからない「ノーロード」と呼ばれる投資信託も増えています。また、投資信託を売る(解約する)ときは「信託財産留保額」がかかり、解約代金から0.3%程度の手数料が差し引かれることがあります。ただし、こちらもゼロに設定されている商品もあります。

カエル先生の一言

信託財産留保額って何?
信託財産留保額は、投資信託を解約する際に、投資信託を保有しつづける投資家に迷惑がかからないようにするための費用です。なぜなら、解約して投資家に代金を支払うためには、投資信託の一部を売却する必要があり、そのための手数料がかかるからです。解約することによって発生する手数料ですから、解約者が負担する仕組みとなっています。

違い③投資信託は分散効果で値動きが小さくなる傾向

相場が上がったり下がったりして変動することを「値動き」と言います。一般的に、複数の株式に投資する投資信託は、分散効果が効くため個別株よりも相対的に値動きは小さくなる傾向があります。

具体的な例を見てみましょう。下の図は、日本の株式市場で時価総額が上位のトヨタ自動車、ソフトバンクグループ、任天堂の株価と、日経平均株価への連動を目指す投資信託『インデックスファンド225』の値動きを比較したものです。

インデックスファンド225に比べて、ソフトバンクグループや任天堂は、上がるときも下がるときも急激です。特にソフトバンクグループは、2020年2月から3月の1ヵ月強で半値まで下げる場面もありました。

個別株では、短期間に株価が2倍になったり、半値に下がったりすることは珍しくありません。一方、分散効果が効く投資信託では、急激な価格上昇や下落はそうありません。値動きをなるべくおさえた運用をしたいという方には、個別株より分散効果が得られる投資信託がオススメです。

※日本で最も時価総額が大きいトヨタ自動車は、投資信託とほぼ同じくらいの値幅にとどまっています。このように、すべての株式が投資信託より値動きが激しいわけではありません。

違い④投資信託の価格は1日1回夕方に決まる

違いの4つ目は価格です。

個別株は、1日のうちで刻一刻と価格が変わりますが、投資信託の価格は1日1回夕方に決まります(海外市場に投資する投資信託等は、上記と異なる場合があります。目論見書等で詳細をご確認ください)。

投資信託の場合、個別株の株価にあたるものを基準価額と言います。この基準価額は、夕方頃に、その日の取引の状況によって価格が算出され、投資信託を運用する資産運用会社が発表します。投資家は投資信託の買いや売りの注文を出した時点では、実際にいくらで売買できるかはわかりません。この点が個別株への投資と大きく異なります。

売買の注文を出す時点では、いくらで買えるのかがわからないというデメリットはありますが、個別株のように日中は細かな値動きを気にしなくて良いという点はメリットと言えるでしょう。日中、お勤めなどで株価を見られないけれども値動きが気になって仕方がないという方でも、投資信託ならば気にせずに済みます。

値動きリスクを抑えたい人は投資信託から始めよう!

ここまで、個別株と投資信託の違いを見てきました。

投資信託は、個別株投資よりもコストがかかり、また株主優待がもらえないというデメリットがあります。しかし、値動きのリスクを抑えられ、銘柄選びの手間を省けるメリットがあります。さらに日々の相場を見る時間がない、という方にも投資信託はオススメです。何から始めればいいか迷っている方は、まずは投資信託から始めてみるのも良いかもしれません。

まとめ
・投資信託は、売買手数料の他に、投資信託の管理・運用について信託報酬がかかる。分配金はもらえるが、株主優待等はもらえない。基準価額は、1日1回決まることも特徴
・個別株は、投資信託よりも値動きが大きい傾向がある。手数料は株式委託手数料で、配当や株主優待がある
(「分配金」「配当金」「株主優待」は、投資信託の運用状況、株式の発行会社の経営状況によってはもらえない場合もあります)

次回は、投資信託の大きなメリットである「分散効果」についてもっと詳しく見ていきます。

カエル先生の一言

個別株と投資信託、それぞれの特徴がわかったら、自分にピッタリの投資先を、さっそく探してみましょう。

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