ニトリHD287万円。100円つみたてしていたら

あの日、あの時から、100円毎日つみたてしていたら/ 日興フロッギー編集部チチチ

ニトリHDが東証一部に上場したのが2002年10月28日。そのときから毎日100円ずつつみたて投資をしていたら、いまの評価額は287万円になっています(2020年8月31日終値ベース)。

最高で301万円

「お、ねだん以上。」のキャッチコピーでおなじみの家具大手「 ニトリHD 」。そのニトリHDを東証一部上場以来、毎日100円つみたてていたら、最高で301万円に達していました。

つみたて額の6.9倍に

上場してから半年ほどは、評価額がつみたて額を下回る日もありましたが、それ以降一度もつみたて額を下回ったことはありません。また、2013年以降の大幅な株価上昇でつみたて額は最大で6.9倍にまで膨らみました。

安さの秘密は「店舗数」から

商品の企画や原材料の調達から、製造・物流・販売に至るまで一貫して行うことで、大幅なコスト削減を実現しているニトリHD。その「製造物流小売業」ばかりに目が行きがちですが、その源泉は実は「店舗数」にあります。

ニトリHDは上場して早々に100店舗を達成。その後も店舗を増やし続け、いまや623店舗にまで拡大しています(2020年8月25日時点)。商品を大量に売りさばくことができなければ、いくら一貫して製造から販売までを手掛けても、コスト抑制に限界があるとのことです。これからも店舗の拡大とコスト削減で「お、ねだん以上。」を実現し続けるのではないでしょうか。

33期連続増収増益

店舗拡大につれ、業績も安定して伸び続けています。売上高・営業利益はなんと33期連続で増収増益を達成。2021年2月期も増収増益を予想(会社予想)しており、このままいけば34期連続に記録を更新しそうです。

2032年に3000店舗へ

また、経営戦略によれば、海外店舗の拡大などにも力を入れることで、2032年に3000店舗・売上高3兆円を目指すとのこと。これからも「お、ねだん以上。」の製品を作り続ける同社に期待が高まりますね。

本記事は、つみたて投資を解説するものであり、素材として取り上げた企業への投資を推奨するものではありません。原則として原稿作成時点における情報に基づいて作成しております。また、記載された価格、数値等は、過去の実績値、概算値あるいは将来の予測値であり、実際とは異なる場合があります。投資に関する最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。