世界最高峰の物流システムを提供して80年! ダイフクが新しく追加に 10月の日興ストラテジー・セレクション

ここが狙い目! 日興ストラテジー・セレクション/ 日興フロッギー編集部岡田 丈

今の社会動向や投資環境をもとにホットな銘柄を毎月選定している「日興ストラテジー・セレクション」。10月号では物流システムで世界トップクラスの「ダイフク」が仲間入りしました!  早速、同社の投資ポイントをチェックしてみましょう。

世界中の生産・流通現場で大活躍! 「ダイフク」

今回仲間入りした「 ダイフク 」は、マテリアル・ハンドリング(マテハン)の世界首位メーカー。と聞いても、「マテハンって何のこと?」という方も多いかもしれません。ひとことで言えば、工場・物流センター・店舗などでの物流業務を効率化させる機械や設備全般のことです。具体的にはコンベヤ、仕分け装置、ピッキングシステム(指示に従ってモノを選ぶ装置)などを指します。

自動車や電機・電子、医薬品、食品、衣料品、日用品など、あらゆる業種の物流施設で活躍し、私達の生活を影で支えてくれている会社なのです。

世界で拡大する物流システムへの投資ニーズが追い風に

マテハン業界はEC(Eコマース)市場の拡大が追い風になっています。EC市場は右肩上がりに拡大しており、2019年時点での世界のEC市場規模は3.53兆米ドルという状況。対前年比で20%増えています。2020年に入ると新型コロナ感染拡大というEC取引増加の後押し要因もあり、多忙な人々の消費活動をサポートするECは今後も2ケタ成長が続くと見込まれています

EC市場の拡大や競争激化により、商業および小売業、運輸・倉庫といったEC業者は多種多様な商品を高速・高精度で処理する高い能力を求められるようになり、物流システムへの投資ニーズはますます増えていきます。この傾向は同社にとっては追い風で、商機もますます拡大していくのではないでしょうか。

一貫したサポート体制が強み

マテハン業界のなかでも世界首位の売上高を誇る同社。製造業、流通業、運輸・倉庫業など取引先の業種も偏りがなく、多様なニーズへ柔軟に対応することが可能であり、また供給地域も世界各地に及んでいます。2020年3月期時点で、地域別売上高は日本35%、北米22%、アジア37%(内、中国16%)、欧州2%、その他4%とグローバルに展開しています。

その強さの秘訣は、物流システムを構成する機械だけでなく、それを動かすソフトウェアにもあります。自社で開発し、コンサルティングから生産、据付(すえつけ)、保守まで一貫したサポート体制を築いていることが世界中で選ばれている理由の1つです。ものづくりやロジスティクス(物流)が高度化するほど、マテハンの重要性も増してくるのです。

豊富な製品ラインナップと80年に及び蓄積したノウハウで、顧客ごとに異なるニーズに合わせた総合的なサービスを提供している同社にとっては、同業他社との差をさらに広げる好機になるかもしれません。その総合力で世界の産業界へのさらなる貢献が期待できそうです。

来期は過去最高益を予想

業績への期待も膨らみます。世界中の経済活動が停滞するコロナ禍において、同社の2021年3月期第1四半期(4−6月)決算は、EC業者向けが牽引し、売上高1140億円(前年同期比18.5%増)、営業利益90億円(40.5%増)と順調です。

ロジスティクス戦略を重要視する企業が多いことや、EC化の拡大とともに5G通信やデータセンター向け半導体の需要増など、物流センターや工場への企業投資は止むことがなく、同社にとっての事業環境は良好です。市場では2022年3月期には558億円(25.8%増)と過去最高益更新を見込んでいます。これからも同社の活躍ぶりに注目していきたいですね。

これからの社会でますますニーズが高まるマテハン

世界の生産・流通現場で物流業務の効率化に欠かせないマテハン。EC市場の拡大や5GやIoTの普及により、物流センターや工場への物流システム投資需要はますます高まる傾向にあり、マテハン業界世界首位である同社にさらなる追い風が吹いています。一貫したサポート体制で多種多様な業種、地域で物流システムの構築に貢献している同社の活躍を、期待を持って見ていきたいですね。

2020年10月号では、除外銘柄はありません。
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