お待たせしました、8ヵ月ぶりの本編更新です! この間のじろうちゃんは、天狗になったりコロナの影響をモロに受けたりと、紆余曲折があった様子。彼が今回、絶望の淵でつかんだ蜘蛛の糸は「決算書」。資産3億円超えの個人投資家・はっしゃんさんに、やさし〜く決算書の読み方を教えてもらいます。何ページもある決算書ですが、じつは見るのは1ページ目だけでいいんです!
第6話「『四季報』に隠された、テンバガーを発掘せよ!」を読む
※「投資総額」はここでは当初の元本を記載しています。「すでに売った株の損益」の欄の「金額」は、再投資した金額を含んでいます。
フロッギー編集部の一言
第7話もお楽しみいただけたでしょうか? 決算書を読み解いた任天堂と、井上さんが売却した銘柄についてフロッギー編集部から一言コメントです!
任天堂(7974)
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任天堂
」は家庭用ゲーム最大手。巣ごもり消費を追い風に「あつまれ どうぶつの森」が好調です。コロナの影響により「Nintendo Switch」本体等の生産に一部支障が出ていたものの現在は回復。年末商戦に向けて十分な出荷数を確保できるよう増産予定のようです。2021年3月期第1四半期の売上高は前年比108.1%増の3581億円、営業利益は427.7%増の1447億円となりました。
JMC(5704)
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JMC
」は、鋳造技術、3Dプリント技術、産業用CTによるデータ解析によって、「試作」「製造」「品質向上」に関わるビジネスを展開しています。ただ、コロナの影響で自動車関連の試作案件が大幅減となり痛手。2020年12月期の第2四半期は営業赤字となりました。
ファンデリー(3137)
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ファンデリー
」は、ヘルシー食・タンパク質調整食など、健康食の宅配事業を展開。全国の医療機関、調剤薬局など約2.1万ヵ所で、生活習慣病患者にカタログ「ミールタイム」などを配布してもらう紹介ネットワークを持っています。ただ、コロナの影響で医療機関からの新規紹介が前年度比3割減。2021年3月期の第1四半期は営業黒字ではあるもの、前年比−84.9%の減益となりました。
フロッギーでは、ファンデリーの阿部公祐代表へのインタビュー記事があります。
食で人を健康にする! 「ヘルスケア総合企業」を目指す社長の挑戦【前編】
グッドライフカンパニー(2970)
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グッドライフカンパニー
」は、不動産投資家に対し、新築1棟賃貸マンションの用地仕入、企画、設計、施工、賃貸仲介、賃貸管理、売却までワンストップで提供しています。コロナによる建築工事の遅延は懸念されているものの、2020年12月期の第2四半期は、売上高は前年比220.7%増。ただ、営業利益は、マンション用地価格の上昇などにより黒字は維持したものの前年比−84.0%の減益となりました。
ビジョン(9416)
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ビジョン
」はWi-Fiのレンタル事業を展開。海外渡航者とインバウンド向けが柱です。ただ、コロナの影響で海外用が秋以降も低水準。国内はリモートワークの需要で堅調ではあるものの、営業赤字に転落しました。
TKP(3479)
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TKP
」は、法人向け貸会議室の管理運営が柱。コロナの影響で、貸会議室はキャンセル続出。2020年12月期の第2四半期は営業赤字となりました。ただ、6月以降は貸会議室の需要は回復傾向。大学での試験実施が難しくなったため、英検などの試験会場としての需要が当社に集中しているようです。
そのほか、すでに売却し、いまは保有していない銘柄
串カツ田中、 キョーリン製薬HD 、 イオン 、 QBネットHD 、 ゲオHD 、 アニコムHD 、 NATTY SWANKY 、 パーク24 、 ALサービスHD 、 エラン 、 ホットランド 、 リブワーク