音声プラットフォーム「Voicy」で、ヤング日経と日興フロッギーがコラボレーション! 今週は、「空から見つける上場企業」についてです。
齋藤さん
毎週土曜日にお届けするコーナー「週末インベスター!5分でわかる投資アイデア」。記事から株が買える投資サービス「日興フロッギー」の編集部に、投資の基礎知識や注目の投資アイデアを聞いていきます。
お越しいただいたのはSMBC日興証券ダイレクト戦略部Eマーケティングセンターの横山 敦史さんです。よろしくお願いします。
横山
よろしくおねがいします。
齋藤さん
このコーナーでは、横山さんと一緒に、毎週土曜日にヤング層が注目するような話題をご紹介していきます。今回は第4回目となりますが、改めて「日興フロッギー」について詳しく教えていただけますか?
横山
「日興フロッギー」はSMBC日興証券が運営する「記事を読んで、気になる会社を見つけたら、そのまま買える」投資サービスです。東証に上場している約3700銘柄やETF、REITなどをどれも100円から買うことができます。また、100万円までの買いでしたら、手数料が無料になるので、手軽に株式投資を始めることができます。
齋藤さん
ありがとうございます。私のような投資したことがない人にとって、100円から投資できるというのは仮に損してもショックが少ないので、非常にありがたいですね。ただ、いざ投資しようとすると、どこの企業に投資すべきなのかは迷ってしまいます。
横山
そうですよね、銘柄選びに迷ってしまうときは、前回ご紹介させていただいたETFを使って、全世界の企業にまとめて投資するというのがおすすめの一つです。ただ、個別銘柄を選ぶ際にも、実は意外と投資のヒントって日常生活にゴロゴロ転がっているんですよね。というわけで、今回は「世界は株式会社でできている」というテーマについてご紹介したいと思います。
齋藤さん
「世界は株式会社でできている」・・・具体的にはどういったことなのでしょうか。
横山
はい。これはわたしたちの生活を支えるあらゆる商品やサービスは、さまざまな株式会社の活動によってできているということです。例えば、齋藤さんは東京タワーに行かれたことってありますでしょうか。
齋藤さん
もちろんです。東京のシンボルという感じですよね!見ると何というか、心が落ち着いて頑張ろうという気持ちにもなります。
横山
大都会の中心にそびえ立っていて、かっこいいですよね。でも普通のビルとか高い建物ってだいたいグレー系ですけど、東京タワーって赤いですよね。その理由ってご存じですか?
齋藤さん
う~ん・・・電波塔として建てられたというお話を聞いたことがあります。そうした経緯もあって、333メートルもの高さになったのかなと思うのですが、そこらへんが関係しているのでしょうか。
横山
仰るとおり、高さの問題が背景にあります。昼間に飛行機が飛ぶときに、安全に飛べるように目を引く「赤と白」にしたと言われています。
齋藤さん
なるほど!今はこうしたご時世ですけど、インバウンド拡大で羽田空港に離着陸する飛行機も増えている中で、東京を守ってくれている訳なんですね。
横山
そうなんです。そこで今回はまず東京タワーを取り巻く企業についてご紹介したいと思います。あの真っ赤な東京タワーを塗装しているのは、「 関西ペイント 」という会社なんです。
齋藤さん
ペイントという名前から塗料の会社でしょうか。
横山
はい。この会社は建築用の塗料から工作用のラッカーまであらゆる塗料をつくっていて、最近だとドアノブとかに貼る「接触感染対策シート」というのも販売しています。海外へもどんどん進出していて、今では海外での売上の方が日本より大きくなっています。関西から世界へといった感じですね。
齋藤さん
言われてみれば、確かに世の中のもののほとんどは何かが塗られていますよね。そう考えるとわたしたちは毎日関西ペイントと関わって生きているということなんですね。
横山
つながりを考えると面白いですよね。続いてですが、夜の東京タワーのライトアップってすごくきれいですよね。あれは季節によって光の色を変えていて、夏は爽やかな銀白色、冬は暖かな黄金色にしているんです。
齋藤さん
冬の東京タワーは、見ているとあったかい気持ちになりますよね。
横山
そのライトアップをしている会社が、「 岩崎電気 」という会社です。1944年創立と老舗企業で、終戦直後に開発した日本初の白熱リフレクター電球の「アイランプ」は、今でもその名前で販売されているそうです。
齋藤さん
東京タワーだけでなく、人の心も温かくしてくれる、欠かせない企業ですね。
横山
最後にご紹介したいのが、「 宮地エンジニアリンググループ 」です。東京タワー自体を作った会社で、とうきょうスカイツリーや瀬戸大橋など、日本の多くの建物の建設に参画している企業なんです。
齋藤さん
東京タワー1つをとってみても、色々な企業が関わっているんですね。
横山
そうですね。ご興味を持っていただけたみたいなので、もう一つ、「国会議事堂」にまつわる企業についてご紹介させてください。一つ目が「 吉野家ホールディングス 」です。
齋藤さん
吉野家ってあの牛丼のですよね?国会議事堂とは縁がないような気もしますが・・・。
横山
私もびっくりなのですが、実は国会議事堂に店舗があるらしいです。なんでも、限られた店舗にしかないメニューの「牛重(ぎゅうじゅう)」というのがあるとのことです。
齋藤さん
私も食べてみたいです笑
横山
吉野家のおいしさの一つがタレだと思うのですが、店長の経験や勘に頼って作っているところが大きいみたいですね。そこで、経験が足りない従業員でもおいしい牛丼を調理できるようにとの狙いで、最近では調理工程にAIやIoTを導入したりするなど、おいしさに磨きをかけています。
齋藤さん
なるほど!今度行くのが楽しみになってきましたね。
横山
次にご紹介するのが「 ナカノフドー建設 」という会社です。国会議事堂を作ったことで知られていて、日本橋や旧帝国劇場など名だたる建築物に実績を残したとされています。海外建設事業にも強くて、成長著しい東南アジアを中心に展開しているので、業績拡大も期待できますね。最後になりますが、国会議事堂の中継などで、床にある伝統的な「あるもの」にも実は株式会社がかかわっているんですが、斎藤さんわかります?
齋藤さん
国会の床にあるものと言えば、、、あの赤いじゅうたんですか?
横山
正解です!あれは「 住江織物 」というカーテンやカーペットの老舗企業が納入していて、自動車やバスの座席も製造しているみたいですよ。
齋藤さん
正直、名前を存じ上げない企業もありましたが、投資をしようとすると、日々を支えてくれる企業へのありがたみを感じるようになりますね。
横山
実はそういう視点が投資の際には最も重要なんです。目の前にあるものも、どのようにして手元まで届けられているのかなって考えたりするだけで、投資のヒントは無限に広がるんですよね。今の時代はネットでいくらでも情報を手に入れられるので、日ごろから「最近よく目にするこのサービスは、どこの会社がつくっているんだろう」とか、「この会社のこの事業伸びそうだな」とか連想ゲームのように考える癖をつけていただくのが、投資の成功のカギかも知れませんね。
齋藤さん
単純に考えるだけでも楽しいですし、一石二鳥ですね。記事では新国立競技場やスマホ関連会社など、日々の生活を支える企業について、ほかにもいろんな企業が紹介されているので、じっくり勉強したいと思います。
本日ご紹介した記事を掲載している「日興フロッギー」のサイトはチャプター横のリンクからご覧ください。
横山さん、本日はありがとうございました。