売上が伸びている会社をチェック!

声で聴く日興フロッギー withヤングニッケイ/ 齋藤 有紗日興フロッギー編集部

音声プラットフォーム「Voicy」で、ヤング日経と日興フロッギーがコラボレーション! 今週は、「株価のポテンシャルを握る! 売上高が伸び続ける企業」についてです。

齋藤さん

毎週土曜日にお届けするコーナー「週末インベスター!5分でわかる投資アイデア」。記事から株が買える投資サービス「日興フロッギー」の編集部に、投資の基礎知識や注目の投資アイデアを聞いていきます。
お越しいただいたのはSMBC日興証券ダイレクト戦略部Eマーケティングセンターの横山 敦史さんです。よろしくお願いします。

横山

よろしくおねがいします。

齋藤さん

このコーナーでは、横山さんと一緒に、毎週土曜日にヤング層が注目するような話題をご紹介していきます。今回は第9回目となりますが、改めて「日興フロッギー」について詳しく教えていただけますか?

横山

「日興フロッギー」はSMBC日興証券が運営する「記事を読んで、気になる会社を見つけたら、そのまま買える」投資サービスです。SMBC日興証券の口座をお持ちの方なら、フロッギーにログインすることで記事やランキングから直接株を金額指定で買うことができます。たとえ持っている株が単元株に満たなくても、持ち分に応じて配当金ももらうことができますので、ぜひご活用いただければと思います。

齋藤さん

では横山さん、本日のテーマはなんでしょうか。

横山

本日は「株価のポテンシャルを握る! 売上高が伸び続ける企業」についてご紹介したいと思います。

「株価のポテンシャルを握る! 売上高が伸び続ける企業とは」を読む

齋藤さん

企業をみるには売上高や利益、借入金など様々な項目がありますよね。
「株価のポテンシャルを握る」ということは、企業の成長をみるためには売上高が最も重要だということでしょうか?

横山

はい。売上高は企業業績の源泉そのものです。いくらコストを削って利益を増やしても、売上高が頭打ちとなってしまっては、中長期的な成長は見込めません。そこで今回、日興フロッギーでは、過去3期において売上高を伸ばし続けている企業に着目しました。これからも成長が期待される、時価総額5000億円以下の中小型株で、今期も増収営業増益が見込まれる企業をスクリーニングしました。

齋藤さん

どんな顔触れでしょうか。

横山

年平均増収率トップは、深層学習やAIアルゴリズム機能を開発する「 PKSHA Technology 」です。東証マザーズに上場しています。年平均の増収率は99.3%。つまり、過去3期はほぼ倍々のペースで売上高が増えてきました。

齋藤さん

毎年売上高が倍増ですか。ものすごい伸びですね。ただ初めて聞いた会社です。AI関連だそうですが、AIは様々な分野で応用が進んでいます。パークシャ・テクノロジーはどういったサービスを提供しているんでしょうか。

横山

同社は自動応答エンジン「BEDORE(べドア)」でコールセンター業務を効率化するサービスを提供しています。
また、画像認識に関わるアルゴリズムを活用したサービスでコインパーキングの運営をサポートしているんですよ。

齋藤さん

コールセンターの業務でもAIが活躍しているんですね。とても勉強になります。他にはどんな企業があるのでしょうか。

横山

3位にランクインしたのはソフトウエアのテスト事業を手掛ける「 SHIFT 」です。年平均増収率は52.0%とこちらも大きく成長しています。

齋藤さん

こちらも初めて聞いた会社です。どんな会社でしょうか。

横山

SHIFTはソフトウエアのバグを検出し、正常に動作するか確認する検査サービスを手がけています。デジタルトランスフォーメーション(DX)投資が増える中で、企業がシステムを導入する際、第三者による品質保証が必要な場面が増えており、ニーズが高まっている分野です。

 

齋藤さん

この1年の株価チャートをみますと、ほぼ右肩上がり。特に今年6月以降に急速に上がっていますね。

横山

そうですね。足元の株価は2万8000円前後。1年前に比べ2倍近くになっています。
業績好調が続いているのが大きいです。人件費の増加などを伴いつつも、それを上回る売上高や利益を確保しています。
また、M&Aによって、エンジニアを対象としたマッチング事業を展開するA-STAR社を完全子会社化し、事業規模の拡大を加速させているのも追い風の1つになっている模様です。

齋藤さん

コロナ禍のなかでも、売上高を大幅に伸ばしている企業があるんですね。びっくりしました。横山さん、売上高を伸ばし続ける企業に共通する特徴はあるんでしょうか。

横山

はい。継続的に増収を達成できているということは、その企業のビジネスモデルや、参入している市場が魅力的なケースが多いと言えます。コストコントロールをしっかり行い、急激なマーケットの変化などがなければ、市場での評価も高まりやすくなります。
増収率や連続増収など「売上高」の変化を見極めて、業績の成長ポテンシャルを持った企業を見つけてみてはいかがでしょうか。

齋藤さん

この「売上高ランキング」を簡単にチェックする方法はありますか?

横山

はい、あります!
日興フロッギーでは、毎週木曜日にログインするとこの売上高に着目した「年平均増収率ランキング」が表示されます。
ぜひ銘柄をチェックして、投資の参考にしてみてください。

齋藤さん

ありがとうございました。大変参考になりました。横山さん、本日はありがとうございました。

横山

ありがとうございました!