オルガノ136万円。100円つみたてしていたら

あの日、あの時から、100円毎日つみたてしていたら/ 日興フロッギー編集部チチチ

私たちの生活に欠かせない「水」。その水を運ぶ設備を作ったり、水から不純物を取り除く技術を持っている会社がオルガノです。中国での事業を拡大させるために広州市に連絡事務所を開設した2003年9月1日から、同社の株を毎日100円ずつつみたて投資をしていたら、いまの評価額は136万円になっています(2022年7月31日始値ベース)。

ニーズ増える電子産業分野に注力

オルガノ 」は「水処理エンジニアリング」事業と「機能商品」事業を手掛ける企業です。そして水処理エンジニアリングはさらに3つの分野に分かれます。

1つ目が、半導体製造に必要な純水を作り出すための装置などを展開する「電子産業」分野。2つ目が医薬品や自動車産業などに使う水の装置などを展開する「一般産業」分野。3つ目が発電所や上下水道の設備を展開する「電力・上下水」分野です。

なかでも近年は電子産業分野に力を入れており、米国、台湾、中国など海外における展開に注力しています。

最高で149万円

そんなオルガノをいま注力している中国進出の足がかりを作った2003年9月から、毎日100円つみたてをしたら、足元の評価額は136万円になりました。また、最高で149万円にも達しました。

同社の中期経営計画によれば、2024年度までの重点分野は「電子産業分野」であり、重点地域は「中国・台湾市場」であるとしています。一部では半導体製造に対するニーズが頭打ちになるとの声もありますが、自動運転やクラウドサービスの発展は今まさに始まったところです。

世界の半導体の製造に欠かせないオルガノの水処理技術。今後も見逃せない分野の一つになるのではないでしょうか。

今回のように、世界全体の産業界にとって欠かせない技術を持つ企業に着目し、その企業にとって成長の足掛かりとなるきっかけに注目してみることは、つみたて投資の1つのアイデアになるかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。

本記事は、つみたて投資を解説するものであり、素材として取り上げた銘柄への投資を推奨するものではありません。