今冬はインフルエンザ流行か ワクチン供給は過去最多に

ニュースの裏事情/ 日本証券新聞

テレビや新聞で取り上げられたニュースの裏側を解説する本連載「ニュースの裏事情」。今回は、同時流行が懸念される新型コロナウイルスとインフルエンザに関するニュースの裏側についてご紹介します。

インフルエンザワクチンの供給量は過去最多に

南半球のオーストラリアでは、例年より2ヵ月ほど早くインフルエンザの流行が始まり、6月に感染のピークを迎えました。オーストラリアと季節が半年ずれる日本でも、同じようにインフルエンザが流行するおそれがあります。

日本では直近2年間、インフルエンザの大きな流行はありませんでした。しかし今シーズンは、入国制限が緩和されていることも流行の要因の1つとなりそうです。

こうした懸念を踏まえ、厚生労働省はインフルエンザワクチンの供給を9月下旬から始めるとしています。接種が本格化する10月1日(土)には、高齢者のおよそ9割が1回ずつ接種できる量が供給され、今シーズンのインフルエンザワクチンは過去最多の供給量となる見通しです

オミクロン株対応ワクチン接種開始の前倒しを表明

また岸田首相は、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した改良型ワクチンの接種時期について、10月からの開始予定をさらに前倒しすると表明しました。厚生労働省や日本医師会も「新型コロナウイルスとインフルエンザワクチンの同時接種は可能」との見解を示し、希望する対象者に幅広く接種することを推奨しています。

これまでにワクチン関連で特需があったのは、アストラゼネカのワクチン原液の生産を受託製造する「 JCRファーマ 」、ワクチン接種関連の短期事務業務を受託している「 ソラスト 」、大規模接種センターへの看護師派遣を手がける「 キャリア 」などです。また、電話対応業務を担う「 エスプール 」や「 インバウンドテック 」なども要チェックと言えるでしょう。

(出典:日本証券新聞)