投資信託の一種でありながら、株式と同じように市場で売買ができるETF(上場投資信託)。今回は2022年に日興フロッギーで最も買われたETFや、価格が大きく上昇したETFをランキング形式でご紹介します!
日興フロッギーなら、100円から金額指定でETFが買えて、100万円以下の買いなら、手数料もかかりません。さらにダイレクトコースならdポイントでも買うことができます。早速、みんなが買っているETFや、いま価格が上昇しているETFをチェックしてみましょう!
「米国株」ETFが2年連続でトップに!
国内に上場しているETFのうち、日興フロッギーでは66銘柄を購入することができます。その中で2022年に最も買われたのは、2021年に引き続き「 上場インデックスファンド米国株式(S&P500) 」でした! 米国企業が集まるS&P500指数に連動するETFですが、2022年は米国で急ピッチに金融引き締めが行われたことで企業業績がふるわず、株価も軟調な動きが続きました。
ただ過去の利上げ局面では、一時的に調整色が強まったのちに、株価が上昇に転じることも多く、先々の株価上昇を期待して、コツコツ買う人が多かったのかもしれません。
そして5位には、新しい顔ぶれとして「 純金上場信託(現物国内保管型) 」がランクインしました。「グラム・円」単位の金の理論価格との連動を目指すETFで、2022年4月には上場来高値を更新しました。世界的なインフレが進行する中、ロシアのウクライナ侵攻による世界経済の不確実性の高まりも重なり、「インフレに強い&世界共通の価値を持つ安全資産」とされる金に注目が集まったようです。
上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本
NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信
iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF(為替ヘッジあり)
上昇率1位は銀行株のETF
上昇率1位の「 NEXT FUNDS 東証銀行業株価指数連動型上場投信 」は、三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループなどの銀行株を組み入れた東証銀行業株価指数に連動するETFです。2022年度上期の決算で業績の堅調さが確認されたことなどを背景に、じわじわ上昇していた銀行株。12月20日に、日銀が長期金利の許容変動幅を見直すことを発表すると、貸出金利の上昇により利ざやが改善するとの見立てから、銀行株に買いが集中しました。
2023年4月には日銀の黒田総裁の任期が満了となるため、当面の間は、日銀の人事や金融政策のゆくえにマーケットの関心が集まりそうです。
2位には「 NEXT FUNDS ブラジル株式指数・ボベスパ連動型上場投信 」がランクインしました。ブラジルは原油や鉱物資源などを豊富に有する資源国。資源価格の上昇は、ブラジルの経済にとってプラスになることなどから、2022年初から株価が堅調に推移しました。また直近は、ブラジルにとって重要な貿易相手国である中国で、ゼロコロナ政策が緩和されるとの観測が株価の支援材料となったようです。
純プラチナ上場信託(現物国内保管型)
純銀上場信託(現物国内保管型)
NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信
ETFを運用ポートフォリオに入れてみよう
海外株や金などの商品(コモディティ)にも手軽に分散して投資できるETF。まだ持っていない人は、ランキングを参考に、ご自身の運用ポートフォリオにETFを組み入れてみてはいかがでしょうか。