こんにちは! フロッギー編集部のウミヤマです。老後に葉山の老人ホームで暮らすため、60歳までに資産運用で3000万円をつくることにチャレンジ中の、アラフォー編集部員です。
1月も終盤にさしかかり、お正月気分もすっかりなくなった今日この頃。毎日寒いので、猫と一緒にコタツに入りながら、ネットフリックスを鑑賞する日々を送っています。猫がコタツから出たり入ったりする様子を「なんだかサウナみたいだな」と思いながら、楽しくながめています。冬ならではの楽しみ方はあるものの、早く暖かくなってほしいですね!
8月から毎月お届けしてきた当連載ですが、毎月配信するのは今回でいったんお終いです! ということで、今回は今までの連載を振り返りたいと思います。
第7回「住宅ローン金利の行く末を、マジメに考えてみた」を読む
まさかの方向転換! 事実上の利上げ?
今までの振り返りをする前に、1つだけお詫びをさせてください! 前回、今の状況で金利は上がらないだろうと書いていたのに、日銀が政策修正しちゃいましたね……!
その結果、10年国債利回りは上昇し、大手銀行が公表している住宅ローンの固定金利も上昇しました。一方で、変動金利は据え置きになっています。これは記事で予想したとおりですね。
思いがけずタイムリーな記事になりましたが、日銀がこのタイミングで実質利上げするとは想定していませんでした。書いてある予想が外れてしまってごめんなさい!
38歳から3000万円を作るために活用すべき制度
ということで、本題に入ります。この連載のテーマは、老後に葉山の老人ホームで暮らすため、60歳までに資産運用で3000万円を作ることでした。そのために行ったことは下記のとおりです。
・勤め先の企業で運用している確定拠出年金を見直す(第2回)
・iDeCoとマッチング拠出を比較し、自分に適した方を活用する(第3回)
・一般NISAを活用して、積立で毎月運用する(第4回)
私の場合は企業型確定拠出年金、マッチング拠出、一般NISAを活用し、毎月7万円の積立投資を21年間続ける予定です。年5%の利回りで運用して、21年目で3000万円を超えることを想定しています。
こうやって挙げてみると、税制優遇がある制度をたくさん活用していることが分かります。
私のような会社員であれば、勤めている会社にもよりますが、企業型確定拠出年金、iDeCo、マッチング拠出、一般NISA、つみたてNISAといった制度を利用できます。会社員ではなくても、20歳以上65歳未満の国民年金被保険者であれば、多くの方がiDeCoを利用できます。また、NISA/つみたてNISAは、日本に住んでいる(口座を開設する年の1月1日時点)18歳以上の方であれば、どなたでも利用できます。おトクな制度を、無理のない範囲で活用していきたいですね!
・iDeCoの老齢給付金を受給(一括受け取りを含みます)している/したことがある方
・老齢基礎年金を繰り上げ受給している方など
詳細は国民年金基金連合会が運営しているiDeCo公式サイトをご確認ください。
・iDeCoとマッチング拠出の併用
・一般NISAとつみたてNISAの併用(2023年末まで)
2024年から大きく改善されるNISA制度
また、2024年からはNISA制度が大きく変わることが発表されましたね! 非課税での投資を増やしたい人にとっては、とても良いニュースだなと思います。第4回の連載当時、一般NISAは2028年までの話しか出ておらず、2028年以降をどうするべきか迷っていました。
2024年からはじまる新しいNISA(以降、新NISA)では、運用期間を気にすることなく、1800万円まで非課税で投資できます。
フロッギーに掲載されている2024年スタート! 新NISAのメリット・注意点の記事によると、新NISAでは、現行のNISAで投資した分と合算されないそうです。となると、2023年末までは現行の一般NISAで月に2万円を積み立てて、2024年になったら新NISAで0から月に2万円を積み立てることになりそうです。
2024年から毎月2万円を20年間積み立て続けても合計480万円(2万円×12ヵ月×20年)なので、まだまだ非課税保有限度額に余裕はあります。第4回で設定した運用は継続しつつ、資金的に余裕があれば、新たな投資も検討したいと思います!
最近は物価が上がっているので、株主優待で食料品や日用品がもらえる株を買ってみる、とかも良さそうですね。配当利回りが高い銘柄も気になります……!
情報強者はトクする! 知っておきたいお金の知識
資産運用以外にも、お金に関して、知っておいた方がいいことは色々ありますよね。正しく理解して活用できれば、ムダなお金を支払ったり、おトクな制度を使わずに損したりすることがなくなります。この連載では、下記の3つを紹介しました。
この連載を始めるまで、医療保障やふるさと納税については「なんとなく」知っているものの、実はよく分かっていませんでした。連載を通して根本的な仕組みを理解でき、自信を持って判断できるようになりました! 金融商品・サービス全般に言えることですが、「よく分からない」ものに課金することは止めて、仕組みを理解できて納得できるものに課金したいと思います。
積立の仕組みを作った、その先は?
今後については、目標を達成するために、下記のような点に気を付けていきたいと思います。
・活用している制度(一般NISAなど)の最新情報を、できるだけチェックする
・経済の動きに目を向けて、疑問を感じたことに対して、「なんとなく」で放置しない
5%以上の利回りで運用できれば目標を達成できるような仕組みを作ったものの、着実に3000万円を作りたいなら、コツコツ積み立てるだけでなく、世の中の動きに敏感になることも大切だと感じました。無理のない範囲で経済のニュースをチェックして、知識にもとづいた柔軟な判断をしていきたいと思います。
毎月の連載はいったん終わりますが、今後もお金に関して新たな気付きや学びがあれば、是非お届けしていきたいなと思っています。その際は、また読んでいただけたら嬉しいです!
・日銀の政策変更が予想外でごめんなさい!
・38歳から資産運用で3000万円を作りたいなら、税制優遇がある制度をたくさん活用しよう
・2024年からの新NISAを有効活用したい
・投資に限らず、知っておいた方がよいお金の制度は沢山ある
・根本的な仕組みを理解でき、心から納得できる金融商品・サービスに課金しよう