お金を稼ぐのは難しい。そして、稼いだ財産を「守る」のは、もっと難しい。18歳の若さで処女作『悲しみよ こんにちは』が世界的なベストセラーになった、フランソワーズ・サガン。この印税だけで莫大な財産を手にしたサガンは、パーティー、ギャンブル、そしてドラッグにのめり込んでいく。派手な暮らしが報じられ、有象無象が集まってお金をたかり、晩年は破産寸前の困窮生活に陥ってしまった。世界的ベストセラーを何作も生み出す才能をもち、それを富に換えるチャンスにも恵まれたサガン。しかし、お金はあっという間に消えてしまった。お金持ちというのは、お金を稼ぐだけじゃない。預金残高が増えても平静を保ち、他人にも自分の欲望にも、「ノー」と言えた人のことだ。強烈な実体験をもとにした、ほろ苦い味の名言である。
■フランソワーズ・サガン(小説家)
1935~2004年。フランスの小説家。本名フランソワーズ・クワレーズ。ソルボンヌ大学在学中に処女作『悲しみよ こんにちは』を発表し、批評家賞を受賞。世界的ベストセラーとなり、一躍文壇のスターに。2作目『ある微笑』も好評を博し、その後も『ある微笑』『ブラームスはお好き』『心の青あざ』など、代表作多数。その才能とともに、派手でスキャンダラスな私生活も話題となった。
1935~2004年。フランスの小説家。本名フランソワーズ・クワレーズ。ソルボンヌ大学在学中に処女作『悲しみよ こんにちは』を発表し、批評家賞を受賞。世界的ベストセラーとなり、一躍文壇のスターに。2作目『ある微笑』も好評を博し、その後も『ある微笑』『ブラームスはお好き』『心の青あざ』など、代表作多数。その才能とともに、派手でスキャンダラスな私生活も話題となった。
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