餃子にラーメン、元気が出る銘柄ぞろい! 7月の優待7選

優待ライター厳選! 今月の株主優待/ 村里つむぎ日興フロッギー編集部

7月の株主優待は全部で30数銘柄です。数は多くありませんが、飲食が楽しめる優待券を中心に、お得な優待銘柄がそろっています。今回はその中から「肉汁餃子のダンダダン」でおなじみの「NATTY SWANKYホールディングス」、濃厚ラーメンで人気の「丸千代山岡家」など、7銘柄をご紹介します。

※特別に記載がない場合、権利付最終日は7月27日(木)です。
※日興フロッギーで購入して優待をもらう場合には、保有する株式が7月25日(火)までに単元株以上になるよう購入してください。
※NISA口座は、同一年内に単元株数に達した場合のみ、単元株に振り替えられます。複数年にまたがった買付けで単元株数に達した場合は、振り替えは行われず、従って株主優待を受け取ることはできません。
※単元未満株の優待(端株優待)であっても、日興フロッギーでは単元株数以上保有していないと優待はもらえません。

年間2万円分餃子を楽しめる!【NATTY SWANKY ホールディングス】

■銘柄名(コード):NATTY SWANKY ホールディングス(7674)
■優待権利月:1月/7月(年2回)
■最低投資金額:36万6000円(6/28終値3660円×100株)
■配当金額(会社予想):未定
■予想配当利回り:ー

NATTY SWANKY ホールディングス 」という社名にピンと来ない人もいるかも?

実は「肉汁餃子のダンダダン」を展開している企業です。肉汁がたっぷり詰まった肉汁焼餃子をはじめ、お酒のおつまみや定食などが充実している飲食店で、2023年5月末時点の店舗数は直営・FCを合わせて130店舗となっています。

2024年1月期第1四半期は、販売価格の改定などによって売上は好調に推移し、前年同期比で2ケタの増収、3ケタの増益を達成。

また、コロナ禍が落ち着き、来店客数が堅調に推移していることなどから、第1四半期決算のタイミングで第2四半期累計期間および通期の会社計画を上方修正。通期については、2ケタの増収および利益の黒字転換を見込んでいます。

優待内容は、100株以上で一律1000円分の食事券を10枚です。全国の「肉汁餃子のダンダダン」で利用できます。

優待は年2回あるので、年間ではなんと2万円分! 店内での飲食に加えてテイクアウト利用もできるので、お食事のおかずとしても美味しい餃子を楽しめます。

さらに、近くに店舗がない場合などは、株主優待券と冷凍生餃子を交換してもOK。ただし、デリバリーには使えないのでその点は注意してくださいね。

大盛り、セットメニューもOKなラーメン優待券【丸千代山岡家】

■銘柄名(コード):丸千代山岡家(3399)
■優待権利月:1月/7月(年2回)
■最低投資金額:43万5000円(6/28終値4350円×100株)
■配当金額(会社予想):16円
■予想配当利回り:0.36%

濃厚な豚骨スープと極太ストレート麺が特徴の「ラーメン山岡家」を運営する「 丸千代山岡家 」。店舗はすべて直営で、東日本を中心に全国に178店舗を展開しています(2023年5月末時点)。

現在進めている2026年1月期を最終年度とする中期経営計画では、全国47都道府県への出店と300店舗体制の構築を長期ビジョンとして掲げています。

2024年1月期の既存店売上高は、5月末までの4ヵ月間合計で前年同期比145.8%と好調に推移しています。なお、通期の会社計画は増収ながら前期に計上した特別利益の反動によって2ケタの減益の見込みです。

優待内容は、①ラーメン優待券(510~1380円相当)、②お米、③乾麺5個セット(醤油・味噌・塩・特製味噌・辛味噌)のいずれかを選ぶ方式です。

100株以上で①2枚②2キロ③1セット、500株以上で①4枚②4キロ③2セット、1000株以上なら①6枚②6キロ③3セット。お米や乾麺が選べるので、店舗が近くにない人も安心ですね。優待券では1380円のラーメンまでOK。

「ラーメン山岡家」の高額メニューである辛味噌ネギチャーシュー麺や特製味噌ネギチャーシュー麺を頼んでも、1380円以内におさまりますよ!

500株以上ならステーキハウス食事券も!【オーエムツーネットワーク】

■銘柄名(コード):オーエムツーネットワーク(7614)
■優待権利月:1月/7月(年2回)
■最低投資金額:12万円(6/28終値1200円×100株)
■配当金額(会社予想):24円
■予想配当利回り:2.00%

オーエムツーネットワーク 」は、精肉や肉加工品の小売業と総菜小売業、外食業を展開している企業です。

小売では「肉処大久保」などの精肉店や惣菜店が合計144店舗、また外食業は「焼肉の牛太」や「アウトバックステーキハウス」などの39店舗があります(2023年4月末時点)。

2024年1月期の第1四半期は、中核事業の食品小売業で新規出店や改装店の立ち上げ、既存店でのイベント型提案販売といった施策に取り組みました。

外食業では、行動制限の緩和によって回復基調がみられたほか、原材料費などの上昇を受けてメニュー改定を実施。このような取り組みにより、前年同期比で増収かつ2ケタの増益を達成。通期の会社計画は、前期比0.1%増収、7.5%減益を見込んでいます。

株主優待は、100株以上で自社オリジナルギフト商品の30%割引です。さらに7月は、割引の優待に加えて500株以上で3000円相当、1000株以上では5000円相当の商品、または「アウトバックステーキハウス」で使える食事券ももらえます。

たとえば昨年の500株保有の場合は、九州産ロースハム300gと九州産焼豚230gの詰め合わせでした。500株の場合、投資金額は60万円(6月28日終値で計算)。高額になるので、まずは100株から始めて少しずつ保有株数を増やしていくのも一つの手かもしれませんね。

昨年進呈品はお高めファンデーション【アクシージア】

■銘柄名(コード):アクシージア(4936)
■優待権利月:7月
■最低投資金額:13万8400円(6/28終値1384円×100株)
■配当金額(会社予想):14円
■予想配当利回り:1.01%

2011年に、サロン専売品のスキンケアブランドからスタートした「 アクシージア 」。

特に中国のEコマース市場に強みを持ち、中国関連の売上高は全体の86.3%を占めています(2023年7月期第3四半期累計データ)。2021年2月に当時の東証マザーズ市場に上場し、2022年から株主優待制度を導入しています。

2023年7月期の第3四半期までの累計期間は、中国ECで動画プラットフォームからの売上が好調だったことなどから、売上高・利益共に過去最高を達成。通期の連結業績は、2ケタの増収、1ケタの増益を見込んでいます(会社予想)。また、今期は初の配当を予定しています。

株主優待は、100株以上で3000円相当、500株以上で1万円相当、1000株以上で1万7000円相当の自社製品です。

たとえば、昨年の100株保有時は、肌につけた瞬間にリキッドからパウダーに変化するという、「アクシージア」ブランドのリキッドファンデーション40gがもらえました。ちなみに、こちらの商品の価格は公式サイトで税込5280円でした。

今年何がもらえるかは公表されていませんが、楽しみですね。

100株で図書カード。300株以上は地域特産品も選べる【稲葉製作所】

■銘柄名(コード):稲葉製作所(3421)
■優待権利月:1月/7月(年2回)
■最低投資金額:16万1700円(6/28終値1617円×100株)
■配当金額(会社予想):26円
■予想配当利回り:1.60%

物置の上に大勢の社員が乗った、「イナバ物置」のテレビCMでもおなじみの「 稲葉製作所 」。1940年の創業以来、鋼製の物置とオフィス家具の分野で数々の製品を作り出しています。

自社による一貫生産にこだわることで、高品質で小ロットでの生産にも対応できる体制を整えているのが強みの一つです。

2023年7月期は、材料などの値上がり分の販売価格への転嫁が進み、同時にコスト削減を図りました。こうした取り組みの結果、6月5日、期初に発表した通期の業績予想を上方修正。修正後の通期業績予想は、増収かつ2ケタの増益を見込んでいます。

株主優待は1月と7月で異なり、1月は1000株以上で1000円分のオリジナル図書カードですが、7月は100株以上で1000円分のオリジナル図書カードをもらえます。

また、300株以上なら3000円相当の複数の地域特産品・オリジナル図書カードから1品選択できます。

地域特産品は、営業所や配送センターがあるなど自社と関わりの深い地域が、毎年選ばれています。

ちなみに昨年は北海道で、夕張メロンのゼリーや五島軒のカレーセット、ゆめぴりかなど、3000円分のオリジナル図書カードを含む7つのアイテムが用意されていました。

今年はどの地域の特産品がもらえるのか気になりますね!

外食にも通販にも使えちゃう優待券【バルニバービ】

■銘柄名(コード):バルニバービ(3418)
■優待権利月:7月
■最低投資金額:13万9500円(6/28終値1395円×100株)
■配当金額(会社予想):10円
■予想配当利回り:0.71%

「GOOD MORNING CAFE」や「GARB」などをはじめ、多種多様な業態の飲食店を全国に92店舗(2023年4月末時点)展開する「 バルニバービ 」。

画一的なチェーン店ではなく、個々のロケーションを活かした個性的な店舗づくりが特徴です。

また、兵庫県淡路島の「Frogs FARM ATMOSPHERE」など、地方創再生プロジェクトにも取り組んでいて、レストラン事業に続く2つ目の成長戦略の柱と位置付けています。

2023年7月期の第3四半期決算までの累計期間は前年同期比で2ケタの増収増益を達成。通期の会社計画は、2ケタの増収かつ3ケタの増益を見込んでいます。

株主優待は、100株で3000円分、200株で6000円分と、100株増えるごとに3000円分追加される電子チケットです。1000株以上で一律30000円分になります。

自社グループ各店での飲食に加えて、自社が手がけるお取り寄せサイトでも利用OK。また、自社オリジナル商品を選択することも可能です。

さらに、毎年7月末から1年以上継続して100株以上保有すると、年に4回の応募式抽選会に参加できる制度もあります。過去の抽選会では、ディナーペアチケットやペア宿泊券など、嬉しいプレゼントが盛りだくさん。今年はどんな内容になるか気になりますね!

お財布に入れておきたい便利なQUOカード【Casa】

■銘柄名(コード):Casa(7196)
■優待権利月:7月
■最低投資金額:9万円(6/28終値900円×100株)
■配当金額(会社予想):30円
■予想配当利回り:3.33%

部屋を借りる際の連帯保証人を引き受ける、家賃債務保証事業を展開している「 Casa 」。

核家族化が進み、親族などに連帯保証人を依頼することが難しい社会でニーズが高まっているサービスです。他に、養育費未払いが発生した際に、養育費を支払う養育費保証事業にも取り組んでいます。

2024年1月期第1四半期は、管理会社向け保証サービスの新規契約件数が伸びたことなどから、前年同期比で6.6%の増収になりました。ただ、売上原価が増加したことで営業利益は赤字となっています。

通期の業績予想については、増収かつ3ケタの増益を見込んでいます(会社予想)。予想配当利回りは3.33%(6月28日終値で計算)で、株主優待に加えて配当利回りでも魅力を感じられる銘柄と言えるでしょう。

株主優待は、100株以上で1000円分、500株以上で2000円分、1000株以上で3000円分のQUOカードです。

大手コンビニ3社をはじめ、一部のファミレスやドラッグストア、書店など全国約6万店舗で利用OK。カードサイズでお財布に入れておけばいつでも便利に使える、使い勝手のよい金券です。有効期限がないのもありがたいですね。

いかがでしたか? 外食に使える優待券の銘柄が充実しているほか、食品や化粧品がもらえる優待も見逃せない7月の株主優待。暑くなるこの時期は、エアコンの効いたお家でゆっくり優待投資のことを考えてみては?

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優待の内容は2023年6月28日現在の情報を記載しております。本コンテンツ作成後に変更されている場合がありますので、最新の情報については、皆様ご自身でのご確認をお願いいたします。また、優待の内容は代表的な事例をもとに記事を構成しております。詳しくはそれぞれの企業のHP等でご確認ください。
次回は8/1(火)配信予定です。