日興フロッギー白書「共働き夫婦のお金事情」

日興フロッギー白書/ 日興フロッギー編集部高橋 由季

収入の減少や将来への不安、働き方の多様化などから増加傾向にある共働き夫婦世帯。男女共同参画白書によれば、2021年の共働き夫婦世帯数は1177万世帯で、統計を取り始めた1985年の718万世帯から6割以上も増えた計算になります。そこで今回は、そんな増え続けている「共働き夫婦のお金事情」をのぞいてみましょう!

お金の管理、約7割が「自分または配偶者が管理」

みなさんのご家庭では、誰がお金の管理をしていますか。結婚している男女1106名にアンケートを取ったところ、共働き夫婦世帯では、約7割の方が「自分または配偶者が管理」していると回答しました。

夫婦でお金の相談、約半数が「とても気軽に相談できる」

「夫婦でお金の管理や資産運用について気軽に相談できますか」という問いに対して、共働き夫婦世帯では約半数の方が「とても気軽に相談できる」と答えました。片働きなどほかの就労状態の家庭と比べると、お互いに働いて収入を支えあっていることなどから、相談しやすい環境が整っていることが読み取れます。

2人に1人が「おこづかい」制

「あなたが自由に使えるお金は、おこづかい制ですか」という問いに対しては、2人に1人が「はい」と答えました。おこづかい制の家庭とそうでない家庭は拮抗している様子がうかがえます。

おこづかい平均額は約39,000円/月

「あなたのおこづかいは月いくらですか」という問いに対しては、「2万円以上4万円未満」という回答が最も多かった一方で、10万円以上という方もいました。平均すると概算で約39,000円/月でした。足元ではようやく賃上げの流れが出てきましたが、自由に使えるお金はまだまだ限定的であることがうかがえます。

過半数が今「投資している」

「あなたは現在、投資や資産運用をしていますか」という問いに対しては、56%の人が「投資している」と答えました。一方で、3人に1人はまだ投資を「したことがない」と答えています。投資を始める気持ちのハードルの高さなどから、一歩を踏み出せていない様子がうかがえます。

共働き夫婦ほど「つみたてNISA」をやっている

「あなたは現在NISA口座を持っていますか」という問いに対して、共働き夫婦世帯では75%の方がNISA口座を保有していると回答しました。その中で傾向として浮かび上がったのが、片働き世帯が「一般NISA口座」を保有している方が多かったのに対して、共働き夫婦世帯では「つみたてNISA口座」を保有している方が多かった点です。共働き夫婦世帯は将来への備えとしてコツコツ積み立てることがお得だと考えている方が多いのかもしれませんね。

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約半数が「新NISAを必ず利用したい」

夫婦共に将来への備えに対する感度が高いことから、共働き夫婦世帯は新NISAに対する「利用意向」も非常に高い模様です。「新NISAを利用したいと思いますか」という問いに対して、「必ず利用したいと思う」と答えたのは47%にも上り、片働き世帯よりも意向が強い様子がうかがえます。

新NISAでも「つみたて投資枠」の意向が強い

「新NISAではどの投資枠をご利用予定ですか」という問いに対しては、共働き夫婦世帯は成長投資枠が53.8%、つみたて投資枠が55.6%と回答しました。一方で、「自分だけが働いている」方は、成長投資枠が多く、「配偶者だけが働いている」方は、つみたて投資枠が多い結果となりました。ご自身に収入があるかどうかによって、投資枠の利用意向が異なる傾向があるようです。

つみたて額「1万円以上3万円未満」が最多

つみたて投資枠を利用する予定の方に、「毎月いくらずつ投資する予定ですか」とおうかがいしたところ、共働き夫婦世帯では「1万円以上3万円未満」という回答が38%で最多となりました。また、最大の10万円と回答した方も14%いて、新NISAをフル活用したい層も少なからず居ることがわかりました。

新NISAで投資したいのは「世界株ファンド」

共働き夫婦世帯に新NISAで投資する予定の商品について聞いたところ、過半数の方が「投資信託」「株式」と回答しました。また、投資信託に投資する予定の方にどんな投資信託を選ぶ予定かを尋ねたところ、6割の方が「世界株ファンド」と回答。次いで「米国株ファンド」「日本株ファンド」となりました。リスクを分散しつつも株式の値上がりを享受したい想いがうかがえますね。

積極的に「新NISA」で将来に備える人が多い

手取り給与の減少や、働き方の多様化などから増えている共働き夫婦世帯。おこづかいは月約39,000円と決して潤沢とは言えない自由になる資金状況の元で、少しでも新NISAなどを活用して将来の資金ニーズに備えようという姿がうかがえました。これからも日興フロッギーでは、そんな共働き夫婦世帯に役に立つような情報発信を続けて参ります。

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一般向けアンケート概要
期間:2023年12月11日~12月18日
対象:Fastaskによるインターネットアンケート回答者
有効回答数:1,106件
なお、本調査を引用する場合は、必ず「日興フロッギー調査より」ということを明記していただきますようお願いいたします。