日興フロッギー白書「NISAの成長投資枠、どう使う?」

日興フロッギー白書/ 日興フロッギー編集部高橋 由季

約7割の方が「投資先や使い方などで悩みがある」と答えたNISAの成長投資枠。年間240万円もの非課税枠をみんながどう使っているのか、アンケートを取ってみました。みんなの回答を参考にして、自分にぴったりのNISA活用法を見つけましょう!

7割が成長投資枠に「悩みアリ」

制度の拡充や相場の活況などにより、認知度が上がりつつある新NISA。しかし、NISAを利用していると回答した407名に「成長投資枠の悩みはなんですか」と聞いたところ、7割の方が何かしらの悩みを抱えていることがわかりました。内訳では、約3割の方が「何を買ったらいいかわからない」、約2割の方が「枠が多すぎて使いきれない」と回答しました。
便利になったNISA制度ですが、「具体的に何をいくら買えばいいか」という点にハードルを感じている方もいることが読み取れます。

4割が活用スタート済み

新NISAが始まって約3ヵ月がたちましたが、4割の方はすでに成長投資枠を活用しているとのことです。「これから活用予定」という方を含めると、7割以上の方が活用する見込みであることがわかります。

「配当」と「値上がり期待」狙いが過半

すでに活用していると回答した方(163名)に、具体的にどんな商品に投資をしているか伺いました。すると、過半数の方が「配当金がある株式」「値上がりが期待できる株式」に投資をしていると回答し、インカムゲインとキャピタルゲインの両方を求めている様子がわかりました。

女性の方が「身近」を重視か

また、男女別で見ると、女性の方が投資先の企業を検討する際に、「自分がよく知っている商品/サービスを展開しているか」という点を重視している様子もわかりました。女性ならではの視点で、生活の中で身近に感じる企業を選択しているのかもしれませんね。

3人に1人が中短期で売却意向

中長期的な資産形成をしやすくするために設けられたNISA。ただ、現時点の売却意向をお伺いしたところ、「すでに売却した」「今年中に売却予定」「数年以内に売却予定」といった、比較的短期での売却を計画している方が3人に1人を占めることがわかりました。

※成長投資枠を「すでに活用している」「これから活用予定」と答えた299名が対象

若い世代ほど短期の売却意向あり

また、年代別で見ると、20代・30代など若い世代ほど短期で売却する意向が強いことがわかります。手元資金が少ないなどの理由で、短期で売買を繰り返して枠を利活用したいと考えている方が多いのかもしれません。

売却のきっかけ1位は「利益が出たら」

成長投資枠で購入した商品を売却するとしたら、どんな理由が考えられるか伺いました。非課税枠という特徴からか、「利益が出たら」と答えた方が半数以上となりました。

成長投資枠でも「つみたて」重視派が多い

成長投資枠の「つみたて」と「一括購入」の比率についても伺いました。20%刻みで比率を伺ったところ、「つみたて80%、一括購入20%」と答えた方が最も多く、全体でも「つみたて」の比率を高めに設定している方が多いようです。

若い世代ほど「つみたて」が多数派

世代別で見ると、若い世代ほど「つみたて」を重視している方が多数派となりました。短期の売却意向がほかの世代よりもあるにもかかわらず、買い方としては「つみたて」でリスク分散を図っている様子が伺えます。
NISAの成長投資枠に対する考え方や、活用方法は人によって様々であることがわかりました。「NISAだから」「成長投資枠だから」という考え方に縛られず、ご自身の中長期的な資産運用計画に沿って、自分ならではの活用法をじっくりと考えていきたいですね。

日興フロッギーなら、100円から個別株やETFに投資することができます。一括投資もコツコツつみたて投資も自由自在です。NISAで日興フロッギーを活用してみてはいかがでしょうか。

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「新NISAつみたて投資枠の使い方」を読む
「新しいNISA口座でなにが買えるの?」を読む

一般向けアンケート概要
期間:2024年3月14日~3月21日
対象:Fastaskによるインターネットアンケート回答者
有効回答数:1,154件
なお、本調査を引用する場合は、必ず「日興フロッギー調査より」と明記していただきますようお願いいたします。