中村俊一/株式会社アドベンチャー 代表取締役社長
(「上場企業の社長に聞く! 夢とお金の本質・アドベンチャー 中村俊一社長」より)
言うまでもなく、企業にとって利益を出し続けることは重要です。しかし、僕がもっと重視したいのはユーザビリティなんです。高い商品の魅力を訴えてユーザーに無理をさせるのではなく、安い商品の選択肢を増やしていく。この点は絶対に変えたくないですね。
僕たちが商品を届ける先にいるユーザーは、他社のユーザーと全然違うんです。シングル素泊まりで1万円を切る格安ビジネスホテルや、地方の名前も知られていない小さなホテルに泊まりたいお客さんがそうです。お金がないけれど、世界のいろんなところに行ってみたかった「大学生の頃の自分」に向けて、サービスをつくっているのかもしれませんね。
カエル先生の一言
日本で買う航空券は高すぎるーー国内旅行業界への不満から19歳で起業し、格安航空券販売「スカイチケット」などを運営する中村社長。お金のない若者や、世界の低所得層者でも充実した旅行体験ができる、そんな社会の実現を追求しつづけています。フロッギー編集部のインタビューでは、その情熱の源泉を明かしてくださいました。後編では、将来を担う若い世代へ熱のこもったメッセージも!