外食&ショッピングに心躍る! 1月の優待8選

優待ライター厳選! 今月の株主優待/ 村里つむぎ日興フロッギー編集部

1月の株主優待は、全部で約35銘柄。数こそ少なめですが、外食や買い物をお得に楽しめる優待券を中心に、魅力たっぷりの銘柄がそろっています。今回は、その中から「鳥貴族」で使える優待券がもらえる「エターナルホスピタリティグループ」や、今回から株主優待を拡充した婦人靴の「ダブルエー」など、見逃せない8銘柄をご紹介します!

※特別に記載がない場合、権利付最終日は1月29日(水)です。
※日興フロッギーで購入して優待をもらう場合には、保有する株式が1月27日(月)までに単元株以上になるよう購入してください。
※現時点では、NISA口座で買付したキンカブは同一年内に単元株数に達した場合のみ、単元株に振り替えられます。複数年にまたがった買付けで単元株数に達した場合は、振り替えは行われず、従って株主優待を受け取ることはできません。
※単元未満株の優待(端株優待)であっても、日興フロッギーでは単元株数以上保有していないと優待はもらえません。

株主限定品、優待券でお買い物、どちらも魅力的!【ミサワ】

■銘柄名(コード):ミサワ(3169)
■優待権利月:1月
■最低投資金額:21万600円(12/25終値702円×300株)
■配当金額(会社予想):8円
■予想配当利回り:1.13%

ライフスタイルショップの「unico」と「unico loom」を、直営店舗とオンラインで展開している「 ミサワ 」。コンセプトは「自分らしくいられる心地良い空間づくり」で、オリジナルの商品に加えて国内外のセレクト雑貨も扱っています。店舗数は、2024年7月末時点で全国に49店舗です。

2025年1月期の第3四半期までの累計期間は、unico事業でECサイトのリニューアルに取り組み売上拡大を図る一方、慢性的な人手不足とunico事業部との限定的な相乗効果が課題となっていたfood事業からは撤退しました。なお、通期の業績は、2ケタの増収、3ケタの増益を見込んでいます。

株主優待は、300株以上で5000円相当の3種類から1つ選ぶ方式です。すでに今回の優待内容は発表済みで、①株主限定タオルセット、②株主限定置き時計、③unico5000円優待券となっています。優待券は、全国の「unico」「unico loom」の実店舗、またはオンラインショップで利用可能です。

いろいろな楽しみ方から、自分に合ったものを選べるのはうれしいですね。ちなみに、100株以上を3年以上保有した場合も同じ優待品を受け取れます。時間はかかりますが、投資資金を抑えたい人は検討してみても良いかもしれませんね。

国産鶏肉の焼鳥をお手頃価格で堪能!【エターナルホスピタリティグループ】

■銘柄名(コード):エターナルホスピタリティグループ(3193)
■優待権利月:1月/7月(年2回)
■最低投資金額:28万1500円(12/25終値2815円×100株)
■配当金額(会社予想):46円
■予想配当利回り:1.63%

1985年に大阪で創業し、今年5月に「鳥貴族HD」から社名を変更した「 エターナルホスピタリティグループ 」。傘下に「鳥貴族」や「TORIKI BURGER」などの外食企業を抱える持株会社で、新たな社名のもと新ビジョンの「Global YAKITORI Family」を打ち出しています。2024年10月末時点でのグループ店舗数は、国内が1139店舗、海外が6店舗です。

2025年7月期の第1四半期は、前年同期比で2ケタの増収ながら2ケタの減益となりましたが、既存店売上高については8~11月の4ヵ月連続で前年同月比を上回って推移しています。なお、通期の連結業績は、2ケタの増収増益を見込んでいて、前期比17円の増配も予定しています(いずれも会社予想)。

株主優待は、1月と7月にそれぞれ、100株以上で1000円分、300株以上で3000円分、500株以上で5000円分の食事優待券(電子チケット)がもらえます。

日本国内の「焼鳥屋 鳥貴族」と「TORIKI BURGER」の全店で利用可能です(「鳥貴族 大倉家」「鳥貴族 青木家」「やきとり大吉」を除く)。全品370円(税込)均一、お通し代も不要なので、1000円分の食事優待券で2品を注文可能です。110円を足せば3品が楽しめちゃいますよ!

【優待変更】1年以上の継続保有でコーヒーも選択可能に【トーホー】

■銘柄名(コード):トーホー(8142)
■優待権利月:1月
■最低投資金額:29万7500円(12/25終値2975円×100株)
■配当金額(会社予想):110円
■予想配当利回り:3.69%

1974年の創業以来、「食を通して社会に貢献する」という経営理念に基づき、外食事業者向けの商品やサービスを提供している「 トーホー 」。今回から、株主優待の内容を一部見直しています。

2025年1月期の第3四半期までの累計期間は、業務用食品の卸売を行う主力のディストリビューター事業の好調などにより、前年同期比では増収増益で着地。通期の連結業績は増収かつ2ケタの増益を見込んでいて、前期比20円の増配も予定しています(いずれも会社予想)。

今回からの優待内容は、100株以上で100円分の買物割引券×50枚、または1000円分の寄付です。買い物割引券は、全国に95店舗(2024年10月末時点)を構えるプロ食材の店「A-プライス」の各店などで税込1000円ごとに1枚を利用可能です。

また、1年以上を継続保有している場合は、保有株数によって①100円分の割引券②商品③寄付のいずれかの内容が変わります。100株以上で①50枚②toho coffeeセット③1000円分、200株以上で①200枚②toho coffeeセットまたはオリジナル商品セット③2000円分、400株以上では①400枚②toho coffeeセットまたはオリジナル商品セット③4000円分となっています。

近くに店舗がないという方は、1年以上の保有でコーヒーセットを狙ってみては?

【優待拡充】600株以上なら「卑弥呼」の靴も!【ダブルエー】

■銘柄名(コード):ダブルエー(7683)
■優待権利月:1月/7月(年2回)
■最低投資金額:14万3900円(12/25終値1439円×100株)
■配当金額(会社予想):17円(株式分割考慮済)
■予想配当利回り:1.18%

婦人靴および婦人服を企画・販売している「 ダブルエー 」。子会社には、婦人靴で知られる「卑弥呼」もあります。2024年11月1日に、東証グロース市場からプライム市場に上場市場区分を変更しました。

同社は株主優待に積極的で、8月末に実施した1:2の株式分割後も優待の贈呈基準を据え置き、さらに今回から優待内容を一部拡充しています。

2025年1月期の第3四半期までの累計期間は、オンライン販売やBtoB販売などが好調で、第3四半期累計期間としては過去最高の売上高・営業利益を達成。前年同期比では増収増益となりました。また、通期の連結業績は2ケタの増収増益を見込んでいて、前期比8.25円の増配(記念配当5円を含む)も予定しています(いずれも会社予想)。

今回からの優待内容は、100株以上で「ORiental TRaffic」のオンラインストアで好きな商品(靴・バッグ・シューケア商品など。洋服は除く)1点と引き換えられる無料券が1枚。靴やバッグなど1万円を超える商品にも使えるので、お得度はかなり高いと言えそうですね。

さらに、600株以上の場合は、100株以上の優待に加えて「卑弥呼」「NICAL」の公式オンラインショップで使える靴1足の無料券1枚(合計2枚)がもらえます。

ステーキにハンバーグ、お肉メニューはお任せ!【あさくま】

■銘柄名(コード):あさくま(7678)
■優待権利月:1月/7月(年2回)
■最低投資金額:41万9000円(12/25終値4190円×100株)
■配当金額(会社予想):0円
■予想配当利回り:0%

愛知県を中心に、東海、関東などで「ステーキのあさくま」を展開している「 あさくま 」。直営とFC、グループ会社も含めた店舗数は、2024年10月末時点で全74店舗です。

2025年1月期の第3四半期までの累計期間は、顧客の満足感を高めて来店客数を取り戻すために、前期に引き続きクレームの改善とサラダバーの充実に取り組んでいます。また前期以降、積極的に外国人の採用と教育も進めています。なお、通期の連結業績は、決算期の変更に伴い前連結会計年度が10ヵ月間だったため、前期との比較はありませんが、85億7000万円の売上高、5億4600万円の純利益を見込んでいます(会社予想)。

優待内容は、1月は100株以上で一律4000円分の食事券。そして7月は、100株以上の保有者を対象とした抽選式の優待です。具体的には、「あさくまおせち3万2184円相当が100名、あさくまおせち2万1384円相当が100名、1ポンドシェアステーキ食事券1万4500円相当が200名などで、当選者は合計1200名。しかも、抽選に外れた株主には3000円分の食事券がもらえます!

食事券は、「ステーキのあさくま」のほか、グループ各店やグループの通販サイトでも利用可能です。

半年以上の保有で箱いっぱいの飲料&ゼリー!【ダイドーグループHD】

■銘柄名(コード):ダイドーグループHD(2590)
■優待権利月:1月20日、7月20日
■最低投資金額:65万7000円(12/25終値3285円×200株)
■配当金額(会社予想):30円(株式分割考慮済)
■予想配当利回り:0.91%

傘下に、コーヒー飲料で知られる「ダイドードリンコ」や、フルーツデザートゼリーでトップシェアの「たらみ」などを抱える、持株会社の「 ダイドーグループHD 」。

2025年1月期の第3四半期までの累計期間は、主力の国内飲料事業が苦戦しましたが、海外ではトルコの飲料事業が好調でした。さらに第1四半期に投資有価証券の売却益を特別利益として計上したことなどから、前年同期比で増収かつ2ケタの増益となりました。通期の連結業績については、2ケタの増収増益を見込んでいます(会社予想)。

昨年1月に行われた1:2の株式分割に伴い、今回からは200株以上が優待の対象です。200株以上を半年以上継続保有すると、6000円相当の自社グループ商品の詰め合わせがもらえます。参考までに、前回は飲料類が20本、ゼリーが12個の合計33品とボリューム満点でした。

一方、1株以上の株主を対象にした自社グループ商品の優待価格販売もあり、こちらは保有期間の条件はありません。ちなみに、権利確定日は1月20日と7月20日なので、間違えないようにしましょう。

また、200株以上を5年以上継続して保有した場合は、保有年数が5年を超えた年のみ、7月20日を権利確定日として記念品が進呈されますよ。

ラーメン、お米、乾麺、どれも魅力的!【丸千代山岡家】

■銘柄名(コード):丸千代山岡家(3399)
■優待権利月:1月/7月(年2回)
■最低投資金額:48万7000円(12/25終値4870円×100株)
■配当金額(会社予想):6円(株式分割考慮済)
■予想配当利回り:0.12%

豚骨ベースの濃厚スープに極太ストレート麺が特徴の「ラーメン山岡家」などを展開する「 丸千代山岡家 」。全国の主要幹線道路沿いを中心に187店舗を展開しています(2024年10月末時点)。

2025年1月期の第3四半期までの累計期間は、販売促進や商品の品質向上などの取り組みを進めたことにより、来店客数が対前年同期比で120%台を維持。さらに、各種コストの上昇に対応するために複数回の価格改定も実施した結果、第3四半期累計期間の売上高・各利益は過去最高となりました。

これに伴い、通期業績の見込みを上方修正。修正後の通期業績は2ケタの増収増益を見込んでいて、4月末に実施した株式分割を考慮すると、配当は実質前期比1円の増配を予定しています(いずれも会社予想)。

優待内容は、①ラーメン無料券②お米③乾麺セットのいずれかを選ぶスタイルです。

100株以上で①2枚②2キロ③1セット、500株以上では①4枚②4キロ③2セット、1000株以上①6枚②6キロ③3セット、2000株以上なら①8枚②8キロ③4セットです。ラーメン無料券は、「ラーメン山岡家」などの530~1450円の商品ならどれでもOK。また、お米や乾麺も選べるので、店舗が近くにないという方でも安心ですね!

3年以上の継続保有で、QUOカードが増額!【不二電機工業】

■銘柄名(コード):不二電機工業(6654)
■優待権利月:1月/7月(年2回)
■最低投資金額:33万円(12/25終値1100円×300株)
■配当金額(会社予想):32円
■予想配当利回り:2.90%

不二電機工業 」は、電気制御機器の専業メーカー。制御用開閉器(スイッチ)と接続機器、表示灯・表示器(ランプ)、電子応用機器という4分野の製品を手がけていて、発電所などの電力インフラ分野を中心に幅広く使用されています。

2025年1月期の第3四半期までの累計期間は、電子応用機器のI/Oターミナルや補助スイッチの好調により、前年同期比で増収となりました。純利益は2ケタの減益となりましたが、これは前年同期に投資有価証券の売却益を計上していたことが理由です。通期の業績についても同様に、増収ながら2ケタの減益を見込んでいます(会社予想)。

株主優待は、300株以上で500円分、500株以上で1000円分、1000株以上で2000円分のQUOカードです。長期保有優遇制度もあり、3年以上の継続保有で300株以上は1000円分、500株以上は2000円分、1000株以上は3000円分に、もらえるQUOカードがそれぞれ増額されます。

QUOカードは、大手コンビニ3社や書店をはじめ、一部のファミレスやドラッグストアなど全国約6万店舗で使えます。コンパクトなカードタイプなので、お財布に入れておくと便利ですよ。

なお、優待の獲得は300株からなので、間違えないように注意してくださいね

いかがでしたか? ステーキにラーメン、焼鳥といった外食のほか、靴やバッグ、食品などのショッピングも楽しめる1月の株主優待。興味はあるのに優待投資は未経験、という方も、今年こそぜひトライしてみては?

※あさくま(7678)は、記事執筆時点で証券金融会社の注意喚起銘柄に指定されています。
本サイトは、原則として原稿作成時点における情報に基づいて、一般口座、特定口座を前提に作成しております。現時点ではNISA口座は、同一年内に単元株数に達した場合のみ、単元株に振り替えられます。複数年にまたがった買付けで単元株数に達した場合は、振り替えは行われず、従って株主優待を受け取ることはできません。記載された価格、数値等は、過去の実績値、概算値あるいは将来の予測値であり、実際とは異なる場合があります。配当、配当利回りについては税引き前の数値であり、最低投資金額は手数料等を考慮していません。投資に関する最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。
優待の内容は2024年12月25日現在の情報を記載しております。本コンテンツ作成後に変更されている場合がありますので、最新の情報については、皆様ご自身でのご確認をお願いいたします。また、優待の内容は代表的な事例をもとに記事を構成しております。詳しくはそれぞれの企業のHP等でご確認ください。
次回は2/3(月)配信予定です。