株式会社が上場するタイミングで投資することができるIPO投資。「みんなはどんな目的でIPO投資しているの?」「応募で工夫していることは?」「銘柄選びは何を見ている?」ーーそんなIPO投資に関するアンケート結果を今回はご紹介します。これからIPO投資を始めたいと考えている人はぜひ参考にしてみてください!
IPOとは
IPOとは、企業が初めて株式を上場し、一般の人でも自由に株式を売り買いできるようにすることです。例えば、2024年には「東京メトロ」が上場しました。上場するまで東京メトロの株を一般の人は買うことができませんでしたが、IPO後の今は誰でも売買できるようになりました。
株式公開することは企業にとっては、事業や業績などの情報をわかりやすく開示する義務が生じます。その一方で、IPOなどを通して資金調達手段の多様化や財務体質の強化や、信用力・知名度の増大、また知名度が上がることで人材の確保が優位になるなどのメリットがあります。
3人に1人が「IPO応募経験あり」
SMBC日興証券では日興イージートレード上でIPOに申し込むことができます。そんなIPOについて、日興フロッギーはアンケートを実施しました。
「IPOに応募したことはありますか」という問いに対しては、32%の方が「応募したことがある」と回答。3人に1人が応募経験があるようでした。
一方、IPO投資は、応募したからといって必ず新規公開株式が手に入るものではありません。応募した後に当選してはじめて購入することができます。そこでさらに応募した方に、「IPOで購入したことはありますか」と聞いたところ、38%の方は購入経験がありましたが、過半数の56%もの方々が購入経験なしという回答でした。人気が高いため、購入に至る人数が限られていることもわかりますね。
応募した理由は「値上がりが期待できるから」
次に「応募したきっかけ」についてお伺いしたところ、「証券会社のホームページや取引サイトを見て」が最も多く、「投資関連のwebサイトで知って」という方も多くいらっしゃいました。IPO銘柄については上場前はあまり情報が公開されていないためか、口座を開いている証券会社のサイトを通じて知る方が多いようです。
また、実際に応募しようとした理由についてもお伺いしたところ、「値上がりが期待できるから」がトップでした。次いで、「応募した銘柄が魅力的だったから」「新規上場銘柄に興味があるから」となりました。
また、その他の回答の中には下記のようなものもありました。
「好きな会社だったから」
「応援したくて」
「売買手数料が無料だから」
投資家に意外と知られていないポイントとして、IPO投資そのものには購入時の手数料がかからないという点があります。もちろん、上場後に株式を売却する際は証券会社で定められている売買手数料がかかりますが、申し込む時点で支払うのは、IPOの対価のみを支払うだけです。なかなか当選できないかもしれませんが、少しでも気になる会社があればチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
工夫するなら「複数の証券会社で」「IPOに強い会社で」
実際にIPO投資をする際に、みなさんはどのような工夫をしているのでしょうか。最も多かったのは「特に工夫はしていない」という方でした。しかし、中には「複数の証券会社で応募する」「IPOに強い証券会社(主幹事など)で応募する」など、少しでも当選する確率を上げようと工夫している方もいらっしゃいました。
「IPO優遇特典」を活用するという手も
また、その他の回答の中には「IPOポイントを貯めて、当選確率を上げていた」と回答した方も。
SMBC日興証券のダイレクトコースでは、以下のような「IPO優遇特典」があります。「IPO優遇特典」では、お客さまのお預り資産残高等に応じて設定された4つの「ステージ」にて「ステージ別抽選」を行います。ステージが上がるごとに抽選票数が増えるので、下記条件を確認しながらIPO投資に上手に活用してみるのもよいかもしれません。
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最初は「とにかくドキドキした」
また、IPO投資に初めてチャレンジした時の気持ちもお伺いしてみたところ「とにかくドキドキした」がトップでした。みなさん最初の一歩は、緊張感とときめきを覚えたようですね。
銘柄選びで重視するのは「成長性」
一方で、実際にIPO銘柄へ投資する場合、その企業が公開する情報があまりない中で、どのような判断基準でIPO銘柄の選別をしているのか、聞いてみました。回答のトップは「成長性(売上高伸び率など)」で、次いで「事業分野」「財務健全性(自己資本比率など)」でした。IPO銘柄の多くは、いわゆるグロース株であるため、その成長性や事業の伸び代をチェックしている方が多いようです。
また、その他の回答としては以下のようなものもありました。
「従業員の給料が低いところは避けるようにする」
IPO投資も通常の株式投資と同様に、「自分がわかる」企業に投資することは、大切なポイントの1つですね。また、事業の持続性や競争優位性を見る上で、「従業員」にとっても良い会社かどうかをチェックしてる方も。限られた情報の中から、自分なりのチェックポイントを見つけていきたいですね。
応募しない人の理由は「よくわからないから」
一方で、応募したことのない方に「応募しない理由」についてもお伺いしました。トップは「IPOが何かわからないから」、次いで「余剰資金がないから」「応募方法がわからないから」「どの銘柄を選んだら良いかわからないから」などの声がありました。日興フロッギーでは、この「IPOって儲かるのか会議」連載や「「IPO優遇特典」を活用して当選確率を上げよう!」記事で、IPO投資のやり方や様々なツールを紹介しています。まだ読んだことがないという方はぜひ読んでみてください。
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3人に1人が「1ヵ月以内に売却」
IPO投資で重要なのが出口戦略です。みなさんに売却タイミングをお聞きしたところ、「上場日に売却した」「上場から1ヵ月以内に売却した」という比較的短期で売却した方が3人に1人となりました。一方で、まだ売却していないという方も3割を占め、必ずしも短期で売却しているわけではない、という傾向も浮かび上がってきました。
6人に1人が「50%以上上昇した」
パフォーマンスについてもお伺いしました。過半数の方が利益を得ていて、中には倍以上になったという方もいらっしゃいました。IPO投資は値上がり益を見込みやすい点から、高い人気があり、その結果なかなか当選できなくなっている、と言えそうですね。
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さぁ、IPO投資を始めよう!
応募したことのない方にとっては、最初はドキドキすることもあるかもしれませんが、その勝率などから魅力的な投資手法でもあるIPO投資。ダイレクトコースならIPO優遇特典なども上手に活用しながら、さっそくIPO投資を始めてみてはいかがでしょうか。
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期間:2025年1月20日~1月27日
対象:日興フロッギーサイト内におけるインターネットアンケート回答者
有効回答数:1,376件