企業業績は底堅いものの、トランプ米大統領の相互関税に対する警戒感などから、年度末にかけて株価が急落した2025年1−3月。そんな中、IPOマーケットはどうだったのでしょうか。IPO市場の最近のトレンドを掴んで、あなたもIPOを申し込んでみましょう!
2025年1−3月は17社が新規上場
2025年1−3月に新規上場した銘柄は17社でした(3月末時点。プロ市場、REIT、インフラファンドなどは除く。以下同様)。例年、年初はIPO銘柄が少なくなる傾向がありますが、今年は昨年(20社)よりもさらに少ない上場数となりました。
初値勝率は2015年以降最高の94%
2025年1−3月に上場した銘柄のパフォーマンスを見ると、初値の勝率は94%と2015年以降で過去最高になりました。ただ、平均上昇率は46%と低い水準。トランプ米大統領による相互関税への警戒感やそれに伴う上値の重い株式相場などを受けて、IPOマーケットに対する投資家心理もまだら模様になったと言えそうです。
初値上昇率トップは「ZenmuTech」
2025年1−3月のIPOで初値上昇率が一番大きかったのは、+216%の「 ZenmuTech 」です(3月末までに上場&初値がついた銘柄ベース)。
同社は独自の秘密分散技術を活用したPC向け情報漏洩対策ソリューションを提供する会社です。秘密分散技術「ZENMUーAONT」は、データを暗号化したうえで、複数の意味のないデータに変換・分散。こうしたデータ片を分散保管することで、盗まれても情報漏洩にならない状態にできるのが特徴です。
情報漏洩対策はシンクタンク、コンサル、金融機関、ITベンダーなど応用分野が広く、今後の事業拡大に期待が集まります。
そのほか、デジタル障害者手帳の開発・運営をおこなう「 ミライロ 」や、販促媒体・コンテンツ制作・管理・配信を支援する「 ビジュアル・プロセッシング・ジャパン 」、ビジネス書などを1冊あたり10分程度で読める要約サービスを手掛ける「 フライヤー 」、社員がリクルーターとなり友人・知人を紹介するリファラル採用のツールをSaaSで提供する「 TalentX 」などが初値を大きく伸ばしました。
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