2025年7−9月のIPOどうだった? 初値上昇率トップはフラー

IPOって儲かるのか会議/ 日興フロッギー編集部

米国の利下げ期待や自民党総裁選への期待などから、日経平均が4万5000円台に到達した2025年7−9月相場。そんな中、IPOマーケットはどうだったのでしょうか。IPO市場の最近のトレンドを掴んで、あなたもIPOを申し込んでみましょう!

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2025年7−9月は8社が新規上場

2025年7−9月に新規上場した銘柄は8社でした(9月末時点。プロ市場、REIT、インフラファンドなどは除く。以下同様)。2025年累計では36社が上場となりました。東証による上場維持基準の引き上げなどから、2013年以来の低水準になっていると見られます。

東証が上場維持基準を見直しへ

東証は9月26日にグロース市場の上場維持基準引き上げを正式決定しました。これまで上場を維持するためには「上場10年経過後、時価総額40億円以上」というものがありましたが、2030年3月以降、「上場5年経過後、時価総額100億円以上」となる予定です(決算期等により厳密な適用時期は異なる)。

これにより、上場をためらうスタートアップが増えていることが想定されます。株式上場以外のM&Aなどにより、既存企業に買収してもらう動きが活発化している模様です。

7−9月の平均上昇率は98%と高水準

2025年7-9月に上場した銘柄のパフォーマンスを見ると、初値は7勝1分、1−9月累計でも勝率92%と高水準をキープしています。また、平均上昇率も7−9月で+98%と高く、1-9月でも+49%とその水準を回復しつつあります。米国の利下げ期待に加え、自民新総裁への期待、半導体を中心とした好調な企業業績などが追い風になりました。

初値上昇率トップは「フラー」

2025年7−9月のIPOで初値上昇率が一番大きかったのは、+344%の「 フラー 」です(9月末までに上場&初値がついた銘柄ベース)。

同社はスマホアプリを中心としたシステム全般の事業開発・UIUXデザイン等を行う会社です。顧客ニーズに応じ、内部リソースを活用した一気通貫のソリューション提供に強みを持っています。

2025年6月期は売上高20.1億円(前期比+32.4%)、営業利益1.89億円(同+1475%)と好調でした。今後も高い伸びをキープできるかどうかに投資家の関心は集まりそうです。

そのほか、沖縄地盤のビールメーカーとしておなじみの「 オリオンビール 」や、超小型衛星のパイオニア「 アクセルスペースHD 」、店舗のCX/DX推進をサポートする「 GMOコマース 」、菓子専門店「おかしのまちおか」で有名な「 みのや 」などが上昇率上位となりました。

ヒット
UNICONホールディングス

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