2025年のIPOどうだった? 上場数は12年ぶり低水準

IPOって儲かるのか会議/ 日興フロッギー編集部

トランプ米大統領による関税政策や高市新政権への期待などから大きく動いた2025年の日本株市場。そんな中、IPOマーケットはどうだったのでしょうか。IPO市場の最近のトレンドを掴んで、あなたもIPOを申し込んでみましょう!

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2025年は64社が新規上場へ

2025年に新規上場した銘柄は50社でした(11月末時点。プロ市場、REIT、インフラファンドなどは除く。以下同様)。12月の上場予定分も含めると、2025年は合計64社が上場見込みです。前回の記事でも触れたように、東証による上場維持基準の引き上げなどから、2013年以来12年ぶりの低水準になっていると見られます。

2025年の初値勝率は88%と高水準

2025年に上場した銘柄のパフォーマンスを見ると、初値は42勝6敗2分、勝率88%と高水準となりました。一方で、平均上昇率は+42%となりました。相場全体は比較的活況だったため、IPO銘柄にも資金流入したものと見られます(勝率は初値と同値も含む)。

初値上昇率トップは「フラー」

2025年のIPOで初値上昇率が一番大きかったのは、+344%の「 フラー 」です(11月末までに上場&初値がついた銘柄ベース)。

同社はスマホアプリを中心としたシステム全般の事業開発・UIUXデザイン等を行う会社です。顧客ニーズに応じ、内部リソースを活用した一気通貫のソリューション提供に強みを持っています。

2025年6月期は売上高20.08億円(前期比+32.4%)、営業利益1.89億円(同+1363.7%)と好調でした。今後も高い伸びをキープできるかどうかに投資家の関心は集まりそうです。

そのほか、独自の秘密分散技術を活用したPC向け情報漏洩対策ソリューションを提供する「 ZenmuTech 」や、デジタル障がい者手帳をスマホアプリで提供する「 ミライロ 」、医療従事者向け白衣等のアパレル商品を企画・販売する「 クラシコ 」、沖縄地盤のビール・酒類メーカー「 オリオンビール 」などが上昇率上位となりました。

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*ご留意事項
IPOのデータは、プロ市場、REIT、インフラファンドを除いたものです。IPO投資に関する手数料・リスク等の情報はこちら。なお、ZenmuTech(338A)は記事執筆時点で金融商品取引所の日々公表銘柄に指定されています。