ベストパフォーマンスから学ぶ! 2026年投資戦略のヒント

テーマで横ぐし!世界の会社を見てみよう/ 日興フロッギー編集部スタジヲ タケウマ

旬な投資テーマをもとに、関連する国内外の企業をまとめて紹介する本連載。今回のテーマは「ベストパフォーマンスから学ぶ投資戦略のヒント」。2025年の日米欧の銘柄の株価上昇の背景を振り返って、2026年の投資戦略のヒントを探っていきましょう。

2025年のパフォーマンスを総ざらい

TOPIX、S&P500、ユーロ・ストックス50の構成銘柄のうち(作成時点)、2025年の株価騰落率(〜12/12)上位10銘柄をリストアップしました。

【日米】AI関連企業が好調

日米の株式市場では、AI(人工知能)に関わる銘柄がパフォーマンス上位を占めました。特に目立ったのは、AIの演算やトレーニングに不可欠なメモリやストレージ製品を提供する「 キオクシアHD 」、ウエスタン・デジタルマイクロン・テクノロジーといった企業です。また、電力需要を支えるガスタービン発電を提供するGEベルノバやドイツのシーメンス・エナジーも好調でした。日本企業では、AIサーバー向け銅箔(VSP)の「 三井金属 」や、光ケーブルの「 フジクラ 」がトップ10入りしました。


エヌビディアをはじめとするAI関連企業が大きな注目を集め、サーバー関連部品や電力など幅広い分野へ広がっています。最近ではデータセンターへの過剰投資などリスク面が意識されていますが、米大手ハイテク企業の設備投資は2026年も拡大が見込まれています。さらに、2026年はAIの活用によって業務効率化やコスト削減を進める「AI恩恵銘柄」を探してみても良いかもしれません。

【欧州】防衛関連・銀行が好調

欧州では、ロシアとウクライナの戦争が続いていることや、各国の防衛予算が増えていることなどが影響し、防衛関連の株が好調でした。
ユーロ・ストックス50構成銘柄の中ではドイツの防衛企業ラインメタル(RHM)が騰落率首位となっています。今後いつどのようにロシア−ウクライナ戦争が終結に向かうかは不透明ではありますが、欧州各国は防衛の米国依存脱却を目指しています。NATO(北大西洋条約機構)加盟国は2035年までに各国の防衛関連費をGDP比で5%へ引き上げることで合意していて、防衛関連株は長期的なテーマとして注目できそうです。

なお、2026年、日本においても「防衛」関連株は押さえておきたい話題です。
装備品の輸出を全面解禁へ 「防衛」関連株が上昇

また、銀行株も好調でした。上昇率上位10銘柄中7銘柄が銀行株となりました。欧州では、ドイツが財政拡張に方針転換したり、ユーロ圏の銀行融資は企業向け・家計向けともに増加傾向にあります。また、欧州中央銀行(ECB)による利下げの流れが終了したと見られ、銀行はお金を貸して利益を得やすい環境が続いていくと見られます。

最新の市場動向や企業の取り組みにアンテナを張り、成長チャンスを逃さないよう注視していきたいところです。

なお、当社ではイージートレードから米国株を購入できますので、気になった方はこちらの記事も参考にしながら、米国株投資にもチャレンジしてみてください!

住友ファーマ
三井海洋開発
サンコール
三井E&S
古野電機
三菱化工機
シーゲイト・テクノロジー・HD
ロビンフッド・マーケッツ
ワーナー・ブロス・ディスカバリー
ニューモント
パランティア・テクノロジーズ
ラム・リサーチ
アップラビン

東洋エンジニアリング(6330)は記事執筆時点で金融商品取引所の増担保銘柄および証券金融会社の貸株制限・停止銘柄に指定されています。
シーゲイト・テクノロジーHD(STX)は掲載はありますが当社では取り扱いをしていない銘柄です。