一生役立つポートフォリオの考え方を身につけよう

投資がもっと楽しくなる!日興フロッギー選書/ すばる舎⾼⾐ 紗彩

投資や資産形成をもっと楽しくするためにピッタリの書籍を、著者の方とともにご紹介する本連載。4回にわたって、高衣紗彩さんの「ポートフォリオ・マネジメントで一生お金に困らない人になる!」を紹介しています。第2回目の今回は、成功する投資の理論「ポートフォリオ」の考え方をご紹介します。[PR]

身につけたら一生助かる「モダン・ポートフォリオ理論」

モダン・ポートフォリオ理論とは?

これまで何百年もにわたって、どうしたら投資を成功させることができるのかを、さまざまな専門家が研究してきました。その中で、効用が認められ、現在でも幅広く使われているものの一つに、「モダン・ポートフォリオ理論」があります。

まずは用語の解説から入りましょう。

運用(投資)ポートフォリオ

資産総額を100%としたときに、何と何に何%ずつ配分しているのか、持っているものの内訳と保有割合を「運用ポートフォリオ」と呼びます。

ポートフォリオ運用(ポートフォリオ・マネジメント)

買いたいものを一つずつバラバラに買っていくのではなく、資産総額全体をどの資産クラスに何%ずつ配分して投資をしていくのか、その「組み合わせ」と「配分」を決定し、それらをコントロールしていくことで資産の増加をねらう投資手法です。長期投資のカテゴリーに入ります。

ちなみに、チャートを見て、売り買いのタイミングを図って、売買のサヤを抜く手法は短期手法に入ります。

アセット・アロケーション

「投資先をどう選択したらいいのか?」について、この100年近くの間に、特に米国で活発に研究がなされてきました。

研究の結果、投資の成績を決めるのは「何をいつ買うか」の銘柄選択とタイミングではなく、「資産総額のうち何を何%買うか」の「組み合わせ」と、その「配分割合」であることがわかってきました。この理屈に従って、どの資産クラスにどれだけ配分するか決めることを「アセット・アロケーション」と呼びます。

自分にとって「最適なポートフォリオ」とは?

最適なポートフォリオとは、簡単に言うと、効率的なポートフォリオのことです。効率的なポートフォリオとは、たくさんあるリスクとリターンの組み合わせの中で「リスクが最も小さく、リターンが最も大きくなるポートフォリオ」を指します。

リスクの最小化は、負の相関関係にある複数の銘柄を組み合わせることで可能になります。

それらをうまく組み合わせて、ポートフォリオ全体のリスクが最小になるように、そして、その中でリターンが最大になるように、組み合わせと配分を決定したものが投資家にとって最適なポートフォリオというわけです。

実際には、最小のリスクになる組み合わせを選ぶのではなく、自分のリスク許容度の中で最大のリスクになるように決定します。

たとえばリスク許容度が10%なら、ポートフォリオ全体のリスクが10%になるように、その中でリターンが最大になるような組み合わせと配分を決定します。それが、自分にとっての「最適なポートフォリオ」と言えます。

自分に「最適なポートフォリオ」の築き方

プロのファンドマネジャーは、何を買うかを決めるより先に、アセット・アロケーション(組み合わせと配分割合)を決定します。先に割合を決めてから、その中で何を買うかを決定するのです。その際、決定した割合より多すぎたり少なすぎたりしないように注意します。

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上図に示した二つのポートフォリオを見てください。どちらもリターンは同程度ですが、リスクがかなり異なっています。右側のポートフォリオはリスクを意識せずに購入した結果で、仮にこの方のリスク許容度が15%なら、自分のリスク許容度を超えてしまっています。

自分に最適なポートフォリオ構築のステップは、以下の通りです。

①自分のリスク許容度(%)を知る

②投資先単体のリスクから、ポートフォリオ全体のリスクを求める

③それが自分のリスク許容度内に収まっているか確認する

④収まっていない場合は、収まるように組み合わせと配分を調整する

⑤その中で、最大のリターンになる組み合わせと配分を決定する

ここまでで、投資理論にもとづいた、自分に最適なポートフォリオができあがりました。

 

 

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