先週末のNY株式市場でNYダウが初の5万ドルを突破。9日の日本株市場でもその流れや衆院選で自民党が歴史的な圧勝をしたことなどから買いが優勢となっています。足元のマーケットと今後の注目点をサクッと解説します。
NYダウ初の5万ドル台へ
6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比1206ドル高の5万115ドルと初めて5万ドル台を付けました。米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)が、AI需要は「驚くほど強い」と発言したことなどから前日比+7%超の上昇となったほか、建機大手のキャタピラーも7%超と物色の広がりが見られました。
また、ビットコインなど直近大きく下げていた仮想通貨や金などコモディティ市場にも下げ止まりの兆しが見えたことなどから投資家心理が改善したものと見られます。



「自民圧勝」も安心材料か
2月9日の日本株市場でもその流れを受けて買いが優勢となっています。また、8日の衆院選では、自民党が316議席を確保し、単独で定数の3分の2を上回りました。圧勝とも言える結果に、しばらくは安定的な政権運営が期待できるとの見方から、さらに投資家に買い安心感が広がっているものと見られます。

今後の注目ポイント
目先は企業の10-12月期決算発表に引き続き注目が集まります。今週は9日に
ソフトバンク
や
三菱地所
、10日に
ホンダ
や
JX金属
、12日に
JT
や
INPEX
、13日に保険各社の決算発表が控えています。また、衆院選でも言及のあった「消費税減税」や「憲法改正」の可能性へと目線が次第に移ります。議論の方向性によっては、財政悪化等への懸念から長期金利が再び上昇する可能性もあり、どの政策が優先して具体化していくかなどに注目したいところです。
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