6期連続増配や、記念優待銘柄も! 4月の配当金銘柄6選

今月の配当タヌキの皮算用/ 日興フロッギー編集部吉本ユータヌキ

日興フロッギー(キンカブ)では、単元未満でも保有株数に応じた配当を受け取れます。今月は、決算期が4月で配当を実施している銘柄の中から、配当金額や利回り、業績予想にも注目して選んだ6銘柄をご紹介します。

※決算期が​4​月の上場株式のうち、予想配当利回りが2.5%以上(3/19終値時点)あり、営業利益が減益予想でない銘柄を選定
※特別に記載がない場合、権利付最終日は​4​月27日(月)です
※キンカブの株式は当社名義のため、配当金については一旦当社が受領後にお客さまのお取引口座に入金という事務手続きを経ます。そのため、発行会社の配当金支払日より数日~数週間遅れてのご入金となります
カエル先生の一言

配当性向は、その期の純利益(税引後利益)から、配当金をどのくらい支払っているかを%で表したものです。
配当性向(%)=1株あたりの配当額÷1株あたりの当期純利益×100
会社が1年間で儲けたお金からどれだけ配当金として株主に還元しているかは、配当性向を見ることでわかります。また配当性向とともに株主還元の状況を表す指標として、近年はDOE(Dividend on equity ratio)を採用する企業も増えています。
DOE(%)=配当総額÷株主資本×100
DOE(株主資本配当率)は株主資本に対して企業がどの程度、株主の配当に回したのかを示す指標ですが、純資産を分母とした純資産配当率(=配当総額÷純資産)で計算する企業もあります。
配当利回りは、購入した株価に対し、1年間でどれだけの配当を受けることができるかを示す数値です。
配当利回り(%)=1株あたりの年間配当金額÷1株購入価額×100
配当金額が同じで購入株価が高いと配当利回りは下がり、購入株価が低いと配当利回りは上がります。

7期連続の増配を予定!【ヤガミ】

■銘柄名(コード):ヤガミ(7488)
■決算月:4月20日(中間決算:10月20日)
■株価:5550円(3/19終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):284円(期末138円、中間146円)
■予想配当利回り:5.1​1​%
■株主優待:なし
■連続増配:6期(実績)

戦後の復興には科学技術教育が必要と考え、1947年に医療理化陶磁器や理化学機器などの販売を始めたことからスタートした「 ヤガミ 」。

現在は専門商社として、学校向け理科機器や保健福祉品、家具類などの販売を手がけていて、取り扱い品目は1万点以上! また、AEDなどの救急資機材や半導体メーカー向けの電気ヒーターといった、教育分野以外の商品展開にも力を入れています。

2026年4月期の第3四半期までの累計期間は、学校向け施設設備機器の需要が増加し、アジア地域での滅菌器の販売も好調に推移。さらに、AEDや保温・加熱用電気ヒーターの販売も好調でした。この結果、前年同期比で1ケタの増収、2ケタの増益を達成しました。通期の連結業績も、同様に1ケタ増収、2ケタ増益を見込んでいます(会社予想)。

同社の配当は増配傾向が続いていて、今期についても前期比110円増となる1株あたり284円を予定しています(会社予想)。この配当が予定通りに実施された場合、7期連続の増配となります。

なお、同社は4月20日決算のため、配当の権利付最終日は16日(木)です。配当獲得を目的に購入する場合は、日付を間違えないように注意してくださいね。

土木工事と建築工事の二本柱!【ノバック】

■銘柄名(コード):ノバック(5079)
■決算月:4月(中間決算:10月)
■株価:2796円(3/19終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):120円(期末60円、中間60円)
■予想配当利回り:4.29%
■株主優待:なし
■連続増配:――

1965年に設立し、土木工事と建築工事の2事業を主に展開している「 ノバック 」。

同社の強みは、土木工事は公共事業、建築工事は民間事業を中心に展開することで、景気や社会情勢による売上への影響を最小限に留めて、安定した経営を続けていることです。また、2つの事業ともに、建設業者の実力を示す「経営事項審査」で、毎年高い評価を得ています。

同社では、株主への剰余金の配当を安定的かつ継続的に実施することを、株主還元の基本方針としています。この方針に基づいて、今期は1株あたり120円の配当を予定しています(会社予想)。

2026年4月期の第3四半期までの累計期間は、建設資材価格の高止まりや労務需給がひっ迫する厳しい事業環境の中、受注の選別や利益の向上に力を入れました。

同社は2025年4月期末から連結財務諸表を作成しているため、今第3四半期の対前年同期比の数値はありませんが、第3四半期累計期間は売上高258億5800万円、純利益6億2200万円を計上しました。また、通期の連結業績については、2ケタの増収増益を見込んでいます(会社予想)。

利益に連動して配当性向がアップ!【ラクーンホールディングス】

■銘柄名(コード):ラクーンホールディングス(3031)
■決算月:4月(中間決算:10月)
■株価:647円(3/19終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):27円(期末16円、中間11円)
■予想配当利回り:4.17%
■株主優待:あり
■連続増配:――

「企業活動を効率化し便利にする」という経営理念を掲げて、企業間取引サービスの「スーパーデリバリー」などを提供している「 ラクーンホールディングス 」。

メーカーと事業者間の取引を支援するEC事業と、企業間取引の決済・保証業務を担うフィナンシャル事業を展開しています。

2026年4月期の第3四半期までの累計期間は、EC事業、フィナンシャル事業ともに前年同期の売上高、セグメント利益を上回りました。ただ、転換社債型新株予約権付社債と新株予約権の発行に伴う支払手数料の増加などの影響により、経常利益と純利益については前年同期を下回り、前年同期比で増収ながら2ケタの減益となりました。通期の連結業績については、2ケタの増収、1ケタの増益を見込んでいます(会社予想)。

同社は、2026年4月期から2029年4月期までの4期の間、株主還元の抜本的な強化を図ることを表明しています。基本方針は純利益12億円までは配当性向45~50%かつ、1株あたり22円を下限とする累進配当ですが、12億円を超えた部分については段階的に配当性向を引き上げるとしています。

今期は、この方針に基づいて、前期比5円増配となる1株あたり27円を予定しています(会社予想)。

また、500株以上を1年以上、継続保有した株主を対象に、4月と10月に株主優待も実施しています。

株主優待品は、500株以上で7500円分、1000株以上で1万5000円分のデジタルギフトです。デジタルギフトは、AmazonやPayPayなど豊富な交換先から自分にとって使いやすい電子マネーなどを選べるのが魅力です。

多彩なプロモーションを企画から運営まで【フロンティアインターナショナル】

■銘柄名(コード):フロンティアインターナショナル(7050)
■決算月:4月(中間決算:10月)
■株価:1500円(3/19終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):63円(期末63円、中間0円)
■予想配当利回り:4.20%
■株主優待:なし
■連続増配:――

プロモーションの企画から制作、運営などをワンストップで手がける「 フロンティアインターナショナル 」。

2025年に日本で初めて開催されたデフリンピック(耳がきこえない・きこえにくい人のためのオリンピック)では、開閉会式の企画から本番進行まで一貫してサポートを行いました。イベントプロモーションをはじめ、デジタルプロモーション、セールスプロモーション、PR、事務局運営などフルラインナップで提供できるのもポイントです。

2026年4月期の第3四半期までの累計期間は、ゲーム関連のイベントや著名IPのポップアップストア運営、大手小売企業のデジタル広告運用などの大型継続案件がさらに拡大し、スポーツ・ファッションを中心に、ほぼすべての業種で売上高が前年同期を上回りました。この結果、前年同期比で2ケタの増収増益を達成。通期の連結業績についても、2ケタの増収増益を見込んでいます(会社予想)。

同社では、業績連動型の柔軟な還元を配当の方針としていて、配当性向の目安は50%程度です(大型M&A実施時は除く)。今期はこの方針に基づき、1株あたり63円の配当を予定しています(会社予想)。

なお、同社は2026年1月末を基準日として1:2の株式分割を実施していて、分割を考慮した金額では前期比13.5円の増配となっています。また、この増配が予定通り実施された場合は、2期連続の増配となります。

創立75周年の記念優待も!【ナ・デックス】

■銘柄名(コード):ナ・デックス(7435)
■決算月:4月(中間決算:10月)
■株価:1107円(3/19終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):31円(期末20円、中間11円)
■予想配当利回り:2.80%
■株主優待:あり
■連続増配:――

産業機器や電子部品などを扱う機械商社の「 ナ・デックス 」。

国内自動車業界でトップシェアの溶接制御機器を扱うメーカーとしての側面もあり、「商社×メーカー」の総合力を活かして顧客の課題を解決しています。

2026年4月期の第3四半期までの累計期間は、進行中の2027年4月期を最終年度とする中期経営計画に沿って、ソリューションの質の向上・領域拡大を図り、収益性の向上と新しい業界・分野の開拓を進めました。

具体的には米国子会社のスマートエナジ事業の拡大やインド子会社の事業開始などで、こうした取り組みもあり、前年同期比では1ケタの減益でしたが、純利益は黒字転換となりました。通期の連結業績は、増収かつ3ケタの増益を見込んでいます(会社予想)。

配当については、安定配当が基本方針です。業績が変動した場合も継続性を重視し、中期で総還元性向50%を維持するとしています。

この方針に基づいて、今期は前期比2円の減配となる1株あたり31円の配当を予定しています(会社予想)。

また、昨年10月に創立75周年を迎えたことを記念して、今回限りの記念優待も実施します。4月末に100株以上を保有している場合、3000円分のQUOカードがもらえますよ!

安全対策とサインメディアのプロフェッショナル【グリーンクロスホールディングス】

■銘柄名(コード):グリーンクロスホールディングス(272A)
■決算月:4月(中間決算:10月)
■株価:1367円(3/19終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):37円(期末37円、中間0円)
■予想配当利回り:2.70%
■株主優待:なし
■連続増配:――

1971年に設立し、2024年11月に持株会社体制に移行した「 グリーンクロスホールディングス 」。

長年、工事現場を中心に安全用品の販売とレンタル、看板やネオンサインなどの製造・販売を手がけてきました。現在は、傘下の販売・製造会社など15社でグループを形成し、安全対策事業とサインメディア事業を柱に全国で事業を展開しています。

2026年4月期の第3四半期までの累計期間は、安全対策事業では時代のニーズに合わせて、環境配慮型商品の拡充やIoT関連商品の提案強化に取り組み、サインメディア事業ではSDGsに着目した商材の提案や「安全」と「サイン」を融合した新たなサービスの拡充を進めました。

この結果、前年同期比では増収かつ2ケタの増益を達成。なお、通期の連結業績については1ケタの増収増益を見込んでいます(会社予想)。

同社では、安全機材業界の動向や自社の経営環境の変化、中長期視野での今後の事業展開、内部留保とのバランスなどを総合的に検討した上で、安定的かつ継続的な配当を行うことを配当の基本方針としています。配当性向の目安は30%です。

この方針に基づいて、今期は1株あたり37円の配当を予定しています(会社予想)。いかがでしたか? 配当金には、値上がり益とはひと味違った株式投資の楽しみがあります。“とらぬ狸の皮算用”というわけではありませんが、「この銘柄を保有していると、どのくらい配当がもらえるのかな?」と考えてみるのもおすすめです。

配当の内容は2026年3月19日現在の情報を記載しております。本コンテンツ作成後に変更されている場合がありますので、最新の情報については、皆様ご自身でのご確認をお願いいたします。
次回は5/13(水)配信予定です。