今期増配見込み銘柄に、優待のある銘柄も! 5月の配当金銘柄6選

今月の配当タヌキの皮算用/ 日興フロッギー編集部吉本ユータヌキ

日興フロッギー(キンカブ)では、単元未満でも保有株数に応じた配当を受け取れます。今月は、決算期が5月で配当を実施している銘柄の中から、配当金額や利回り、業績動向にも注目して選んだ6銘柄の情報をお届けします。

※決算期が5月の上場株式のうち、予想配当利回りが2%以上(4/21終値時点)あり、営業利益が減益予想でない銘柄を選定
※特別に記載がない場合、権利付最終日は5月27日(水)です
※キンカブの株式は当社名義のため、配当金については一旦当社が受領後にお客さまのお取引口座に入金という事務手続きを経ます。そのため、発行会社の配当金支払日より数日~数週間遅れてのご入金となります
カエル先生の一言

配当性向は、その期の純利益(税引後利益)から、配当金をどのくらい支払っているかを%で表したものです。
配当性向(%)=1株あたりの配当額÷1株あたりの当期純利益×100
会社が1年間で儲けたお金からどれだけ配当金として株主に還元しているかは、配当性向を見ることでわかります。また配当性向とともに株主還元の状況を表す指標として、近年はDOE(Dividend on equity ratio)を採用する企業も増えています。
DOE(%)=配当総額÷株主資本×100
DOE(株主資本配当率)は株主資本に対して企業がどの程度、株主の配当に回したのかを示す指標ですが、純資産を分母とした純資産配当率(=配当総額÷純資産)で計算する企業もあります。
配当利回りは、購入した株価に対し、1年間でどれだけの配当を受けることができるかを示す数値です。
配当利回り(%)=1株あたりの年間配当金額÷1株購入価額×100
配当金額が同じで購入株価が高いと配当利回りは下がり、購入株価が低いと配当利回りは上がります。

年2回、ジェフグルメカードの優待あり!【ニイタカ】

■銘柄名(コード):ニイタカ(4465)
■決算月:5月(中間決算:11月)
■株価:2370円(4/21終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):76円(期末38円、中間38円)
■予想配当利回り:3.20%
■株主優待:あり
■連続増配:――

フードビジネス業界に向けて、業務用洗剤や洗浄剤、固形燃料などの製造販売を手がけている「 ニイタカ 」。固形燃料の生産は年間約2億個で、60%以上のシェアがあります。

2026年5月期の第3四半期までの累計期間は、主力のケミカル事業で外食市場が堅調に推移したことによる洗剤需要の増加や、感染対策製品の拡販もあったことから、前年同期比では増収かつ2ケタの営業増益となりました。

ただ、純利益については、前期に計上した中国子会社の持分譲渡などの反動で、2ケタの減益となりました。通期の連結業績も、増収ながら2ケタの減益を見込んでいます(会社予想)。

同社では、今期から配当政策を変更安定配当を目的として、DOE3%以上の配当実施を基本方針とし、併せて機動的な自社株買いも行うとしています。この方針に沿って、今期は前期比16円の減配となる1株あたり76円(期末38円、中間38円)の配当を予定しています(会社予想)。

また、5月と11月に株主優待制度もあり、100株以上で500円分のジェフグルメカードがもらえます。1000株以上は権利確定月によって優待品が変わり、5月は5000円分の日本旅行のギフト旅行券、11月は5000円分のジェフグルメカードまたは自社グループ商品の詰め合わせがもらえます。ジェフグルメカードは、大手レストランチェーンなど全国約3万5000店舗の飲食店で利用可能です。

エレクトロニクスの総合商社【ミタチ産業】

■銘柄名(コード):ミタチ産業(3321)
■決算月:5月(中間決算:11月)
■株価:1898円(4/21終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):80円(期末40円、中間40円)
■予想配当利回り:4.21%
■株主優待:なし
■連続増配:――

「エレクトロニクスの総合商社」として、半導体や電子部品を中心に、EMSや組込製品、設計開発や設備などを扱っている「 ミタチ産業 」。

社名の「ミタチ」には、「お客様・仕入れ先・自社」の三つで成り立つという三位一体の精神が込められています。現在は、700社以上のメーカーと取引し、数十万点以上に上る半導体や電子部品を取り扱っています。

2026年5月期の第3四半期までの累計期間は、主要取引先である自動車分野で、自動車部品メーカー向け半導体の販売が堅調に推移。また、アミューズメント分野についても遊技機関連の販売が増加しました。その結果、前年同期比で2ケタの増収増益を達成。通期の連結業績についても、2ケタの増収増益を見込んでいます(会社予想)。

同社の株主還元の基本方針は、安定的な配当に配慮し、業績に裏付けされた利益配当の実施です。2027年5月期を最終年度とする中期経営計画では、連結配当性向の目安を30%程度としています。

この方針に基づき、今期は前期比20円増となる1株あたり80円(期末40円、中間40円)の配当を実施予定です(会社予想)。なお、この配当が予定どおり実施された場合、2期連続の増配となります。

建築確認件数などでトップシェア【ERIホールディングス】

■銘柄名(コード):ERIホールディングス(6083)
■決算月:5月(中間決算:11月)
■株価:4150円(4/21終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):110円(期末55円、中間55円)
■予想配当利回り:2.65%
■株主優待:なし
■連続増配:――

「評価」「格付」「検査」を表す英単語の頭文字が社名となっている「 ERIホールディングス 」。

傘下の事業会社16社を通じて、建築物の建築確認や住宅性能の評価、また建築基準法への適合状況の調査などの事業を手がけています。建築確認件数(2023年度)や住宅性能評価件数(2024年度)など、多くの審査・認証の業務で国内トップシェアを誇っています。

2026年5月期の第3四半期までの累計期間は、法改正によって建築物の構造審査や省エネ審査の業務が増加し、M&Aによる事業拡大の効果もあったことから売上が増加。前年同期比で2ケタの増収かつ3ケタの増益となりました。通期の連結業績も、2ケタの増収かつ3ケタの増益を見込んでいます(会社予想)。

配当については、安定的な配当の継続を重視していて、具体的には配当性向30%以上年間配当金額60円を目安としています。

今期は、第2四半期決算発表時に通期の連結業績見込みを上方修正したことに伴い、配当金額も増額修正。この結果、前期比50円の増配となる1株あたり110円(期末55円、中間55円)の配当を予定しています(会社予想)。

なお、同社は5月末日を基準日として1:3の株式分割を予定しています(今期の配当には影響ありません)。

種も苗も資材も!農業関係の総合企業【カネコ種苗】

■銘柄名(コード):カネコ種苗(1376)
■決算月:5月(中間決算:11月)
■株価:1449円(4/21終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):38円(期末27円、中間11円)
■予想配当利回り:2.62%
■株主優待:なし
■連続増配:――

創業から130年以上の歴史があり、現在は農業関係の総合企業として国内のみならず海外でも事業を行っている「 カネコ種苗 」。

農業にまつわる4つの事業を展開しています。具体的には、野菜の種子やサツマイモなどの育種・生産・販売に取り組む種苗事業、栽培農家や家庭向けに育種・種苗生産・販売などを行う花き事業、農薬やオリジナル肥料などの販売を手がける農材事業、そして農業資材の販売や養液栽培プラントなどの開発・設計・施工を行う施設材事業の4つです。

2026年5月期の第3四半期までの累計期間については、農材事業で茎葉除草剤や水稲剤の需要が拡大したことに加え、納品が前倒しとなったことで売上高・利益ともに順調に推移。この結果、前年同期比で1ケタの増収かつ2ケタの増益を達成しました。通期の連結業績も、同様に1ケタの増収、2ケタの増益を見込んでいます(会社予想)。

また同社は、現在進行中の2028年5月期を最終年度とする中期経営計画において、株主還元についてさらなる充実を掲げています。具体的には、配当性向30%を目安とし、機動的な自社株買いも実施するとしています。

この方針に基づいて、今期は1株あたり38円(期末27円、中間11円)の配当を予定しています(会社予想)。

レーザ用光学関連部品を製造【シグマ光機】

■銘柄名(コード):シグマ光機(7713)
■決算月:5月(中間決算:11月)
■株価:1919円(4/21終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):42円(期末21円、中間21円)
■予想配当利回り:2.18%
■株主優待:なし
■連続増配:――

レーザ用の光学関連部品やユニット製品を、開発から生産・販売まで手がけている「 シグマ光機 」。研究開発や医療、航空・防衛、通信などさまざまな分野で必要とされています。

他社では作れないオンリーワンの技術を提供するため、要素部品事業とシステム製品事業の2分野で事業を展開しています。

2026年5月期の第3四半期までの累計期間は、主力の要素部品事業で国内向けを中心とした光学素子・薄膜製品が軟調に推移。システム製品事業でもエレクトロニクス業界向けの光学ユニット製品及び光学システム製品などが軟調だったことで、前年同期比では1ケタの減収かつ2ケタの減益となりました。

通期の連結業績は、増収ながら2ケタの減益の見込みです。ただし、営業利益と経常利益は増益を見込んでいます(いずれも会社予想)。なお、純利益の2ケタ減は、前期に計上されていた新工場棟増築にかかる助成金の剥落等による反動です。

同社の株主還元の方針は、設備投資や研究開発に必要な資金の動向を考慮した上で、業績に関わらず安定配当を確保するよう努めるというものです。具体的には、配当性向30%を目指しています。この方針に沿って、今期は1株あたり42円(期末21円、中間21円)の配当を予定しています(会社予想)。

2期連続増配&今期も増配を予定!【室町ケミカル】

■銘柄名(コード):室町ケミカル(4885)
■決算月:5月(中間決算:11月)
■株価:1057円(4/21終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):26円(期末16円、中間10円)
■予想配当利回り:2.45%
■株主優待:なし
■連続増配:2期(実績)

明治時代、福岡県での目薬の製造・販売から事業をスタートした「 室町ケミカル 」。

第二次世界大戦後に会社を再設立し、現在は医薬品原薬の製造・販売を手がける医薬品事業、液体処理に強みを持つ化学品事業、健康食品事業の3事業を展開しています。ただし、健康食品事業については、売上は順調であるもののこれ以上の収益改善が難しいなどの理由から、2026年5月期末で撤退することを発表しています。

2026年5月期は、第3四半期決算発表のタイミングで、通期の売上高及び各利益の予想をいずれも上方修正しました。化学品事業と医薬品事業の受注が好調に推移したことに加えて、健康食品事業の撤退関連費用が想定を下回る見込みであったためです。修正後の通期の業績は、2ケタの増収増益を見込んでいます(会社予想)。

また同社では、株主への剰余金の配当を株主還元策の重要事項の一つと位置づけています。配当の基本方針は、原則として減配を行わない累進配当です。

今期は、株主還元と将来の成長に向けた投資とのバランスを考慮した上で、前期比1円の増配となる1株あたり26円(期末16円、中間10円)を予定しています(会社予想)。この配当が予定通り行われた場合、3期連続での増配となります。いかがでしたか? 配当金に注目すると、値上がり益とはまた異なる株式投資の魅力に出会えます。“とらぬ狸の皮算用”ではないですが、「この銘柄を持っていたらどのくらいの配当がもらえるのかな?」と考えてみるのも楽しいですよ!

配当の内容は2026年4月21日現在の情報を記載しております。本コンテンツ作成後に変更されている場合がありますので、最新の情報については、皆様ご自身でのご確認をお願いいたします。
次回は6/12(金)配信予定です。