好決算で上振れ期待も 「ゲーム」関連株が上昇

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株式市場で「ゲーム」関連株が買われています。QUICKが選定する関連株の平均上昇率は7.0%と、東証株価指数(TOPIX、0.2%安)に対して逆行高となりました(7月31日までの5営業日の騰落)。株価が上昇した5銘柄とその背景について解説します!

好決算への期待から先回り買いも

ゲーム関連株が上昇したきっかけは、好調な決算発表です。2026年4~6月期決算で好調な業績が確認されました。

上昇率上位のカプコンやコナミグループ、ソニーグループが発表した決算はいずれも増収増益となり、投資家からの評価が高まりました。

ゲーム業界全体として業績上振れ期待が高まり、決算発表を控える他の「ゲーム」銘柄にも先回りした物色が強まりました。

「バイオハザード」シリーズや「プラグマタ」好評【カプコン】

上昇率首位の「 カプコン 」は7月28日に26年4~6月期決算を発表しました。売上高は前年同期比55%増の704億円、純利益は69%増の291億円と、アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサス(7月24日時点)の売上高601億円(12社平均)、純利益208億円(7社平均)をそれぞれ上回りました。

完全新規IP(知的財産)の「プラグマタ」が好評だったほか、主力の「バイオハザード」シリーズは新作の「バイオハザードレクイエム」と合わせて過去作の販売も伸びています。通期見通しは据え置きましたが、業績上振れにも期待できそうです。

W杯効果で「eFootball」好調【コナミグループ】

上昇率2位の「 コナミグループ 」は7月30日に発表した26年4~6月期決算が市場予想を上回りました。6月から開催されたワールドカップ(W杯)効果でサッカーゲーム「eFootball」が好調でした。9月24日に発売予定の主力シリーズ「サイレントヒル」の新作「タウンフォール」など、今後発売予定のタイトルへの期待も高まっています。

バンダイナムやスクエニHDの決算にも期待

バンダイナムコホールディング 」は8月6日に26年4~6月期決算を発表します。「ガンダム」や「ドラゴンボール」などのIPを保持しており、ゲームだけでなく玩具も展開しています。

ソニーグループ 」は7月31日に発表した26年4~6月期決算が市場予想を上回りました。ゲーム&ネットワークサービス分野で為替が追い風となる想定で、通期見通しを上方修正しています。

スクウェア・エニックス・ホールディングス 」も8月に決算を発表します。「ドラゴンクエスト」などの人気IPを抱えています。

すでに決算発表した企業はいずれもゲームの売り上げの伸びが確認できており、後のゲーム関連企業の決算発表にも注目が集まっています。

半導体関連株からの資金の受け皿にも

相場全体では中国のAI(人工知能)やメモリー株の台頭で競争激化への警戒が強まっており、直近株価の出遅れが目立っていたゲーム株は資金の受け皿として選好されている側面もありそうです。好調な業績という裏付けもあり、中長期的な株価の回復にも期待できそうです。

また、ゲームで使うメモリーなどの価格上昇が一服すれば、ソニーグループや任天堂などハードウエアを販売する企業には原価高騰への懸念が後退し、業績の追い風となりそうです。これから発表される決算を含め、日々のニュースで最新動向をチェックし投資判断に役立てたいですね。