20年超の安定配当や優待再開も! 8月の配当金銘柄7選

今月の配当タヌキの皮算用/ 日興フロッギー編集部吉本ユータヌキ

日興フロッギー(キンカブ)では、単元未満でも保有株数に応じた配当を受け取ることができます。今回は、決算期が8月で配当を実施している銘柄の中から、配当額や利回り、業績予想に注目して選んだ7銘柄をご紹介します!

※決算期が8月の上場株式のうち、予想配当利回りが3.0%以上(7/24終値時点)あり、営業利益が減益予想でない銘柄を選定
※特別に記載がない場合、権利付最終日は8月27日(木)です
※キンカブの株式は当社名義のため、配当金については一旦当社が受領後にお客さまのお取引口座に入金という事務手続きを経ます。そのため、発行会社の配当金支払日より数日~数週間遅れてのご入金となります
カエル先生の一言

配当性向は、その期の純利益(税引後利益)から、配当金をどのくらい支払っているかを%で表したものです。
配当性向(%)=1株あたりの配当額÷1株あたりの当期純利益×100
会社が1年間で儲けたお金からどれだけ配当金として株主に還元しているかは、配当性向を見ることでわかります。また配当性向とともに株主還元の状況を表す指標として、近年はDOE(Dividend on equity ratio)を採用する企業も増えています。
DOE(%)=配当総額÷株主資本×100
DOE(株主資本配当率)は株主資本に対して企業がどの程度、株主の配当に回したのかを示す指標ですが、純資産を分母とした純資産配当率(=配当総額÷純資産)で計算する企業もあります。
配当利回りは、購入した株価に対し、1年間でどれだけの配当を受けることができるかを示す数値です。
配当利回り(%)=1株あたりの年間配当金額÷1株購入価額×100
配当金額が同じで購入株価が高いと配当利回りは下がり、購入株価が低いと配当利回りは上がります。

社名の由来は「ポンプの専門家」!【ポエック】

■銘柄名(コード):ポエック(9264)
■決算月:8月(中間決算:2月)
■株価:1703円(7/24終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):75円(期末75円、中間0円)
■予想配当利回り:4.40%
■株主優待:なし
■連続増配:3期(実績)

「ポンプの専門家」を意味する英語が社名の由来となっている「 ポエック 」。現在では、ポンプだけでなく送風機や空調機など、水と空気に重点を置いた環境装置全体に事業分野を広げています。

具体的には、売上高の5割を占める環境・エネルギー事業に加えて、船舶用機械などを扱う動力・重機等事業、防災・安全事業の3事業を展開しています。

2026年8月期第3四半期までの累計期間は、環境・エネルギー事業で陸上養殖設備や高効率ボイラーなどの受注が堅調で、動力・重機等事業では2026年2月にグループ企業となった東鉄工株式会社の業績も寄与。

営業利益については一部で第4四半期以降への持ち越しとなったこともあり、前年同期比で減益となったものの、全体としては増収増益を達成しました。

なお、通期の連結業績については、増収かつ2ケタの増益を見込んでいます(会社予想)。

同社では、株主への利益還元を経営上の重要課題の一つととらえて、成長と株主還元の両立を目指しています。

この方針に基づいて、今期は前期比5円増となる1株あたり75円(期末一括配当)の配当を予定しています(会社予想)。

今期の連結配当性向は50.4%となる見込みで、21期連続の配当実施となります。

店頭販促用のPOP広告を製作【アルファ】

■銘柄名(コード):アルファ(4760)
■決算月:8月(中間決算:2月)
■株価:1593円(7/24終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):70円(期末70円、中間0円)
■予想配当利回り:4.39%
■株主優待:なし
■連続増配:――

メーカーやスーパー、家電量販店などさまざまな企業に、販売促進用品の企画・製作・販売や、情報の企画・編集・販売を提供している「 アルファ 」。

主なサービスには、販売促進に必要な用品の通販サービス「ポップギャラリー」や、POP作成の業務を効率化するWEBサービス「POPKIT」などがあります。

2026年8月期の第3四半期までの累計期間は、主力のポップギャラリー製商品などの売上が前年同期を下回ったものの、企画料・デザイン料やPOPKIT個人向けサービスの契約・事務局運営業務などの役務サービスが堅調に推移し、前年同期比0.1%の増収。一方、人件費を中心に販管費がかさみ2ケタの減益となりました。

なお、通期の連結業績は増収増益を見込んでいます(会社予想)。

同社では、株主への利益還元を経営の重要課題と位置付けています。2025年11月14日に発表した「上場維持基準の適合に向けた計画(改善期間入り)に基づく進捗状況について」では、株価の改善を図る施策の一つとして、配当政策の充実を掲げています。

こうした考えのもと、今期の配当は前期比10円増となる1株あたり70円(期末70円、中間0円)の配当を予定しています(会社予想)。

健康食品のOEM+新規事業にも積極的!【AFC-HDアムスライフサイエンス】

■銘柄名(コード):AFC-HDアムスライフサイエンス(2927)
■決算月:8月(中間決算:2月)
■株価:855円(7/24終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):36円(期末18円、中間18円)
■予想配当利回り:4.21%
■株主優待:あり
■連続増配:2期(実績)

健康食品や自然派化粧品、医薬品のOEM(受託製造を手掛ける「 AFC-HDアムスライフサイエンス 」。また新規事業として、不動産・建託事業や観光事業、飲食事業、百貨店事業にも積極的に取り組んでいます。

2026年8月期の第3四半期までの累計期間は、医薬品事業で医療用医薬品と一般用医薬品がともに好調に推移したことに加え、ヘルスケア事業でOEM部門の受注が好調で、前年同期比で1ケタの増収となりました。一方、不動産・建託事業の営業損失などの影響で、利益は2ケタの減益となりました。

なお、通期の連結業績については増収増益を見込んでいます(会社予想)。

同社の配当方針は、純利益を株主・従業員・自社(成長投資)で1/3ずつ配分するというものです。

この方針に基づいて、今期は前期比2円増となる1株あたり36円の配当を予定しています(会社予想)。

また、2月と8月の年2回、株主優待制度もあります。

優待内容は、①AFC商品割引券②AFC商品引換券③食事割引券④食事券⑤旅行券と多岐にわたっていて、100株以上で①5000円分③5000円分⑤5000円分、1000株以上で①5000円分②5000円分④5000円分⑤1万円分などがもらえます。

2000株以上の内容と利用条件などは、公式ホームページで確認してください。

将来的にはDOE5%が目標に!【ユーピーアール】

■銘柄名(コード):ユーピーアール(7065)
■決算月:8月(中間決算:2月)
■株価:999円(7/24終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):37円(期末37円、中間0円)
■予想配当利回り:3.70%
■株主優待:なし
■連続増配:3期(実績)

1979年の設立以来、40年以上にわたり物流業界に関わるメーカーや倉庫会社などに貢献してきた「 ユーピーアール 」。

主力は、物流現場で荷物を載せる荷役台であるパレットのレンタルです。輸送力不足への対応策としてパレット輸送への関心が高まっています。

2026年8月期の第3四半期は、2025年8月期に販売累計台数4万着を達成したアシストスーツが、手頃な価格モデルに需要がシフトしたため売上高は減少したものの、主力の物流事業でパレットに載せたまま荷物の保管や輸送を行う「一貫パレチゼーション」が順調に拡大、また収益性の改善に取り組んだことなどにより、増収増益を達成しました。各利益が、前回発表の予想を上回る見込みとなったことから、第3四半期決算発表のタイミングで通期の見込みを上方修正しました。

修正後の連結業績は、増収かつ3ケタの増益を見込んでいます(会社予想)。

配当については、株主への利益還元を経営の重要施策の一つと定め、具体的には当面はDOE3%を目安としていますが、将来的にはDOE5%まで引き上げるとしています。

今期は、通期の連結業績を上方修正したことに伴い、配当予想も上方修正しました。修正後の配当は、前期比12円増となる1株あたり37円(期末37円、中間0円)を予定しています(会社予想)。

単体利益の50%を配当で還元!【ナガイレーベン】

■銘柄名(コード):ナガイレーベン(7447)
■決算月:8月(中間決算:2月)
■株価:1748円(7/24終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):70円(期末70円、中間0円)
■予想配当利回り:4.00%
■株主優待:なし
■連続増配:――

1915年に、白衣専門店として開業した「 ナガイレーベン 」。現在は、白衣の専門メーカーとして、約370万人の医療・介護従事者に年間600万着以上のメディカル・介護ウェアと、その周辺商品を企画・生産・販売しています。

同社では、企業価値の向上のための成長機会への再投資も考慮しながら、株主への利益還元に努めることを株主還元策の基本としています。具体的には、配当性向を純利益(単体)の50%を基本としていて、安定的な配当金額を継続するとしています。

この方針に基づいて、2026年8月期は1株あたり70円の配当を予定しています(会社予想)。ちなみに、前期は普通配当60円+記念配当40円だったため、普通配当のみで見ると前期比10円の増配となります。

今期の第3四半期までの累計期間は、主力のメディカルウェア等の市場で前期からの期ずれ大口案件が予定通り納入され、海外市場では販路拡大により前年同期比で2ケタの増収と堅調に推移しました。その一方で、周辺市場で患者ウェアの需要が弱含んだ結果、全体としては前年同期比では0.7%の減収、1.0%の減益という微減収微減益の結果となりました。

なお、通期の連結業績については、増収かつ2ケタの増益を見込んでいます(会社予想)。

今期から株主優待を再開!【ワッツ】

■銘柄名(コード):ワッツ(2735)
■決算月:8月(中間決算:2月)
■株価:665円(7/24終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):20円(期末12.5円、中間7.5円)
■予想配当利回り:3.00%
■株主優待:あり
■連続増配:2期(実績)

「“いつも”によりそう100円ショップ」をブランドコンセプトに、「ワッツ」「ワッツウィズ」などの100円ショップ事業や、雑貨店「ブォーナ・ビィータ」などの事業を展開している「 ワッツ 」。2026年5月末時点のグループ店舗数は1949店舗です。

2026年8月期の第3四半期までの累計期間は、国内100円ショップ事業では、POSデータをもとに立地や客層に合わせた品揃えをするために店舗を改装し、売れ筋商品や高額商品、タレントとのコラボ商品などの取り扱いを充実させました。

また、海外事業については、直営店舗での販売から卸売の拡大へと方針を転換。30ヵ国以上に商品を提供し、新規市場の開拓を進めています。こうした取り組みに加え、国内100円ショップ事業の既存店売上が堅調に推移したことなどから、前年同期比では増収かつ2ケタの増益を達成しました。なお、通期の連結業績は増収増益を見込んでいます(会社予想)。

同社の配当方針は、「通常配当は減配せず持続的かつ安定した配当を継続して行う」というもの。

この方針に基づいて、今期は1株あたり20円の配当を予定しています(会社予想)。このうち普通配当は15円で、前期の普通配当15円(記念配当・特別配当を除く)と同額です。

また、同社は2022年を最後に株主優待を廃止していましたが、今期から優待を再開。8月末時点で200株以上を保有すると1500円相当の「ワッツ防災グッズ詰め合わせ」がもらえますよ!

2005年の上場以来、安定配当を継続【プラップジャパン】

■銘柄名(コード):プラップジャパン(2449)
■決算月:8月(中間決算:2月)
■株価:1079円(7/24終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):41円(期末41円、中間0円)
■予想配当利回り:3.79%
■株主優待:なし
■連続増配:――

総合PR会社として、メディアプロモートからデジタル施策、危機管理などまで、企業のコミュニケーション領域を包括的にサポートしている「 プラップジャパン 」。戦略から企画立案、実行までをワンストップで実行できる体制が特徴で、国内外に800社を超えるクライアントを抱えています。

同社では、現状の配当を維持または増配する累進配当を配当の方針としていて、将来の事業展開と投資計画のバランスを取りつつ配当額を決定しています。

この方針の通り、2005年の上場以来、一度も減配せずに安定配当を続けています。2026年8月期については、1株あたり41円(期末41円、中間0円)の配当を予定しています(会社予想)。

今期の第3四半期までの累計期間には、事業戦略やAI活用に向けた研究投資などが総合的に評価され、アジア太平洋地域の広告・マーケティング業界で最も権威ある賞の一つとされる「Agency of the Year 2025」で最優秀賞となるGoldを受賞しました。

また、主力のコミュニケーションサービス事業で、IT・ヘルスケア案件や危機管理広報コンサルティングの引き合いが増加し、大型スポット案件も複数獲得しました。この結果、前年同期比では増収増益を達成。通期の連結業績も、同じく増収増益を見込んでいます(会社予想)。いかがでしたか? 配当金には、値上がり益とはひと味違った株式投資の魅力があります。“とらぬ狸の皮算用”というわけではありませんが、「この銘柄を保有していると、配当はいくらもらえるのかな?」と考えてみるのもおすすめですよ。

※記事執筆時点でユーピーアール(7065)は証券金融会社の注意喚起銘柄に指定されています。
配当の内容は2026年7月24日現在の情報を記載しております。本コンテンツ作成後に変更されている場合がありますので、最新の情報については、皆様ご自身でのご確認をお願いいたします。
次回は9/14(月)配信予定です。