日興フロッギー(キンカブ)では、単元未満でも保有株数に応じた配当を受け取ることができます。今回は、決算期が10月で配当を実施している銘柄の中から、配当金額や利回り、業績動向にも注目して選んだ6銘柄をご紹介します!
※特別に記載がない場合、権利付最終日は10月28日(水)です
※キンカブの株式は当社名義のため、配当金については一旦当社が受領後にお客さまのお取引口座に入金という事務手続きを経ます。そのため、発行会社の配当金支払日より数日~数週間遅れてのご入金となります
配当性向は、その期の純利益(税引後利益)から、配当金をどのくらい支払っているかを%で表したものです。
配当性向(%)=1株あたりの配当額÷1株あたりの当期純利益×100
会社が1年間で儲けたお金からどれだけ配当金として株主に還元しているかは、配当性向を見ることでわかります。また配当性向とともに株主還元の状況を表す指標として、近年はDOE(Dividend on equity ratio)を採用する企業も増えています。
DOE(%)=配当総額÷株主資本×100
DOE(株主資本配当率)は株主資本に対して企業がどの程度、株主の配当に回したのかを示す指標ですが、純資産を分母とした純資産配当率(=配当総額÷純資産)で計算する企業もあります。
配当利回りは、購入した株価に対し、1年間でどれだけの配当を受けることができるかを示す数値です。
配当利回り(%)=1株あたりの年間配当金額÷1株購入価額×100
配当金額が同じで購入株価が高いと配当利回りは下がり、購入株価が低いと配当利回りは上がります。
コインパーキングやカーシェアを展開【パーク24】

■決算月:10月(中間決算:4月)
■株価:2022.5円(9/18終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):65円(期末65円、中間0円)
■予想配当利回り:3.21%
■株主優待:あり
■連続増配:――
傘下の事業会社を通じて、国内外で駐車場運営やカーシェア、レンタカー運営などを行う「 パーク24 」。2026年8月末時点、国内の直営タイムズパーキングは2万478件、75万982台となっています。
2026年10月期の第3四半期までの累計期間は、駐車場事業については国内外ともに、サービス稼働が想定を上回りましたが、カーシェアなどのモビリティ事業はサービスの稼働が想定を下回りました。
一方、会社全体では前年同期比では増収かつ3ケタの増益となりました。通期の連結業績についても、1ケタの増収、3ケタの増益を見込んでいます(会社予想)。
同社では、将来必要な投資資金としての内部留保の状況を考慮した上で、余剰資金を配当として株主に利益還元することを基本方針としています。
この方針に基づいて、今期は前期比35円増となる1株あたり65円の配当を予定しています(会社予想)。今期予想から計算した配当性向は25.2%、DOEは9.9%です。
また、業績回復に伴い、今回から株主優待も再開します。10月に100株以上を保有している場合、タイムズカー入会後、3ヵ月間の月額料金(880円/月)が無料になります。
さらに、保有期間と保有株数に応じて、タイムズカーで利用できる「カーシェアeチケット」ももらえます。例えば、100株を1年以上保有している場合は2枚、300株なら4枚がもらえますよ。
20代の就職・転職活動をサポート!【学情】
■決算月:10月(中間決算:4月)
■株価:1777円(9/18終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):75円(期末38円、中間37円)
■予想配当利回り:4.22%
■株主優待:あり
■連続増配:5期(実績)
キャリアの起点となる20代の「就職」や「初めての転職」の支援に取り組み続けている「 学情 」。
「Re就活」をはじめとするWebメディア事業を中心に、合同企業セミナーなどを開催するイベント事業や、インターンシップの支援などを行うソーシャルソリューション事業なども展開しています。
2026年10月期の第3四半期までの累計期間は、基幹Webメディアの「Re就活」と「Re就活エージェント」で、退職者補填のために引き合いが増加。
一方、内定辞退者の補填を目的とした「Re就活」需要については、企業側で追加採用枠の検討時期が後ろ倒しになっていることで、やや鈍い状況となりました。
この結果、前年同期比では増収増益となり、通期の連結業績についても同じく増収増益を見込んでいます(会社予想)。
同社では、配当性向の目安を40~50%としています。この方針に基づき、今期の配当性向は50.1%を予定しています。
1株あたりの配当は、前期比8円増となる75円の予定です(会社予想)。なお、予定通り配当が実施されれば、6期連続の増配となります。
さらに、株主優待制度もあり、10月に500株以上を保有している場合、3000円分のQUOカードがもらえますよ!
2030年10月期まで減配を行わない方針【ナレルグループ】
■決算月:10月(中間決算:4月)
■株価:2408円(9/18終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):115円(期末60円、中間55円)
■予想配当利回り:4.77%
■株主優待:なし
■連続増配:2期(実績)
グループ内の各事業会社で、建設・プラント業界向け技術者派遣とIT業界向け技術者派遣を手がけている「 ナレルグループ 」。
人材不足が深刻化する建設業界やIT業界のプロ人材を育成し、多くの若い人材に将来の業界を担ってもらうことを存在意義として事業を展開しています。
2026年10月期第3四半期までの累計期間は、主力の建設ソリューション事業で、技術者の在籍人数・稼働人数が前年同期を上回って推移。さらに、技術者の契約単価も上昇し、前年同期比では増収を達成しました。
一方、利益面については営業力や採用力の強化に向けた人材投資、建設DXや職人紹介といった成長領域への先行投資により費用が増加した結果、各利益ともに前年同期を下回りました。
なお、通期の連結業績については、2ケタの増収、前期比0.1%の増益を見込んでいます(会社予想)。
配当については、収益力を強化して継続的かつ安定的な配当を行うことを基本方針としています。また、2030年10月期を最終年度とする5ヵ年の中期経営計画中は減配を行わない方針です。
こうした方針に基づいて、2026年10月期は前期と同額となる1株あたり115円の配当を予定しています(会社予想)。
1年以上の継続保有で年2回の優待も!【ファースト住建】
■決算月:10月(中間決算:4月)
■株価:1087円(9/18終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):43円(期末22円、中間21円)
■予想配当利回り:3.95%
■株主優待:あり
■連続増配:――
戸建分譲住宅などの施工・販売を手がける戸建事業と、新築・リノベーションマンションの分譲などを行うマンション事業の2事業を展開している「 ファースト住建 」。戸建分譲住宅の供給は、近畿エリアではトップクラスです。
2026年10月期の第3四半期までの累計期間は、主力の戸建分譲で販売棟数が前年同期を下回りました。一方、販売用不動産の商品力強化やコスト管理の徹底に取り組んだことで、収益性を重視した販売が進み、利益率は前年同期を上回りました。
これらの結果、前年同期比で減収ながら2ケタの増益を達成しました。なお、通期の連結業績については増収増益を見込んでいます(会社予想)。
同社では、安定配当を前提に配当を実施しています。配当性向の目安は20%程度です。この方針に基づいて、ここ数年は1株あたり43円の配当を継続していて、今期についても同様に43円の配当を予定しています(会社予想)。
また、1年以上の継続保有が条件ですが、4月と10月の年2回、株主優待もあります。2026年10月分の優待内容は発表済みで、100株以上で500円分のQUOカード、300株以上では「揖保乃糸黄金うどんセット(1包240g×3包)」がもらえます。
メーカーと商社、2つの顔を持つ!【巴工業】
■決算月:10月(中間決算:4月)
■株価:1987円(9/18終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):76円(期末40円、中間36円)
■予想配当利回り:3.82%
■株主優待:あり
■連続増配:6期(実績)
メーカー機能と商社機能を併せ持つ、ユニークな企業が「 巴工業 」です。
メーカーとしてはデカンタ型遠心分離機などの分離機器を製造販売し、商社としては化学工業製品を中心とした先端商品の輸入販売を手がけています。
2026年10月期の第3四半期までの累計期間は、化学工業製品販売事業で工業材料関連や化成品関連が堅調だったことから売上高は前年同期を上回りました。
一方、営業利益は人件費などの販売管理費の増加や機械製造販売事業の減収により、前年同期比で減益でした。一方で、純利益については中国子会社の清算に伴う特別利益の計上などにより増益となりました。
通期の連結業績は増収かつ2ケタの増益の見込みで、売上高・利益はともに過去最高の更新を見込んでいます(会社予想)。
同社では、安定的かつ継続的な配当を実施することを配当方針としています。具体的な数値の目安は、DOEの下限が5%、連結配当性向は50%以上です。
この方針に基づいて、今期は前期比4円増となる1株あたり76円の配当を予定しています(会社予想)。
また、同社は200株以上を1年以上継続保有した場合、10月末を権利確定日とする株主優待を実施しています。内容は、200株以上でワイン1本、600株以上ではワイン2本です。
印刷事業から「総合販促支援企業」へ!【ビーアンドピー】
■決算月:10月(中間決算:4月)
■株価:2405円(9/18終値)
■1株あたりの年間配当金額(会社予想):87円(期末87円、中間0円)
■予想配当利回り:3.61%
■株主優待:あり
■連続増配:5期(実績)
インクジェットプリンター事業からスタートした「 ビーアンドピー 」。その後、チャネルを徐々に拡大し、デジタル分野やグッズ制作にも進出。総合販促支援事業として新たな価値を創造し続けています。
2026年10月期の第3四半期までの累計期間は、大型案件やFIFAワールドカップ関連案件を受注し、プリントソリューションやオーダーグッズ制作が大きく売上を伸ばしました。これにより、第3四半期としては過去最高の売上高・営業利益を達成し、前年同期比では増収増益となりました。
通期の連結業績については、2ケタの増収、1ケタの増益を見込んでいます(会社予想)。
株主還元については、同社は業績拡大と株主還元拡充の両立を目指していて、今期の目標を配当性向40%としています。この方針に基づいて、今期は前期比7円増となる1株あたり87円の配当を予定しています(会社予想)。
また、株主優待制度もあり、今回から内容を変更しています。優待獲得には半年以上の継続保有が必要で、100株以上で500円分、500株以上で1000円分のデジタルギフトが、4月と10月の年2回もらえます。
デジタルギフトは、自分に合った使い道を選べるのもうれしいポイントです。さらに、3年以上継続保有すると優待額が500円分アップしますよ。
いかがでしたか? 配当金に注目すると、値上がり益とは異なる株式投資の魅力に出会えます。“とらぬ狸の皮算用”というわけではありませんが、「この銘柄を保有していると、配当はいくらもらえるかな?」と考えてみるのも楽しいですよ。