みんな、どの記事から株買った? 10月の人気記事ランキング

みんな、どの記事から株買った?人気記事ランキング/ 日興フロッギー編集部

みんなが記事から買っている人気の記事を、ランキング形式でお届けする本連載。今回は、半導体関連企業や製鉄メーカーの取り組みに関する記事をご紹介します。

好業績予想の配当株を紹介した記事が1位に!

2024年10月に買われた記事では、「不動産や結婚式場運営も! 10月の配当金銘柄6選」がトップ。2位は半導体関連企業の取り組みを紹介した「大容量化の切り札 3D NAND新技術で攻勢へ」が、3位は「ラーメンにお菓子、そうざいも! グルメな10月の優待7選」がランクインしました。


注:集計期間は2024年10月1日~10月25日

半導体の大容量化を叶える新技術に注目

AI(人工知能)や自動運転など社会のデジタルシフトが進む中、大容量のデータを記録できる半導体のニーズが高まっています。「大容量化の切り札 3D NAND新技術で攻勢へ」では、業績好調な「 東京エレクトロン 」を中心に、半導体関連企業の取り組みを紹介しました。

データを保存するために用いられる半導体「3D NAND型フラッシュメモリ」が主流になる中、東京エレクトロンは、同メモリの加工において「極低温エッチング」という新技術を開発。決算説明会で量産に向け最終段階に入っているとの自信を示しました。

この新技術は生産性の向上だけでなく、CO2の排出量も従来比で8割以上抑制できるとして、これからの産業発展に大きな貢献が期待されています。

また3D NANDの需要が増えることで、半導体材料を手がける「 トリケミカル研究所 」や、半導体洗浄装置を手がける「 SCREENホールディングス 」など、関連企業も商機が広がりそうです。

日本製鉄が世界最高水準のCO2を削減!

自動車や建材など、幅広い分野で材料として使われる鉄。その製造過程で課題となるのが二酸化炭素(CO2)の排出削減です。「CO2削減の大本命 水素還元製鉄で進む脱炭素」では、CO2削減の大本命と目される「水素還元製鉄」について、「 日本製鉄 」を中心に関連企業の取り組みを紹介しました。

日本製鉄は2024年2月に水素還元試験炉で、世界最高水準となるCO2排出量33%の削減を達成したと発表しました。水素還元製鉄はコークス(石炭)の代わりに水素を使うことで、CO2の削減を抑制する仕組み。同社は2040年ごろにCOの2排出量を半減させることを目標に、技術の確立を進めています。

国内の他の高炉大手でも水素活用の技術開発が進んでおり、「 JFEホールディングス 」傘下のJFEスチールは、「水素間接吹き込み」と呼ばれる技術を強化。この技術では、製鉄工程で発生したCO2を回収し、水素と触媒で反応させてメタンを作り鉄鉱石の還元に利用します。またJFEスチールの試験用高炉では、「 IHI 」がメタンを製造するメタネーション装置を受注しています。

各社が取り組む技術開発が脱炭素を後押ししそうです。

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