みんな、どの記事から株買った? 6月の人気記事ランキング

みんな、どの記事から株買った?人気記事ランキング/ 日興フロッギー編集部

みんなが記事から買っている人気の記事を、ランキング形式でお届けする本連載。今回は、レアアースを巡る動きや玩具市場の動向を紹介した記事をご紹介します。

好調な業績が予想される配当株を紹介した記事が1位に

6月に買われた記事では、「連続増配に、優待新設銘柄も! 6月の配当金銘柄7選」が1位にランクイン。2位は6月の株主優待を紹介した「再導入&拡充銘柄にも注目! 6月の優待7選」、3位は「レアアース技術が関税交渉で一役か 「都市鉱山」関連株が上昇」がランクインしました。


注:集計期間は2025年6月1日~6月23日

米国へのレアアース輸出で米中合意か

3位にランクインした「レアアース技術が関税交渉で一役か 「都市鉱山」関連株が上昇」では、「都市鉱山」関連企業を取り上げました。

「都市鉱山」とは、リチウムイオン電池や使用済み家電などリサイクルできる金属資源が残されている廃棄物の集まりのこと。米関税措置への報復として中国がレアアースの輸出を規制するなか、日本が米国にレアアースの技術を提供するとの報道から、金属資源のリサイクルや使用量削減の技術を有する都市鉱山関連企業に注目が集まりました。

カエル先生の一言

レアアースはレアメタルの一種で、スマートフォン、パソコン、省エネ家電、ハイブリッド車や電気自動車等の製造に欠かせない材料です。レアアースは世界の産出量の9割以上を中国が占めるといわれ、日本でも大部分を中国からの輸入に頼ってきました。ところが、2010年に日中関係が緊迫した際に中国が供給を停止したことから、他国からの輸入やリサイクル、代替品開発等が進められています。

6月27日には、中国が米国にレアアースの輸出を行うことで米国と中国が合意したと報じられました。ただ、中国による輸出規制の解除時期や米国以外に輸出加速の動きが広がるかどうかは明らかになっておらず、今後の動き次第では都市鉱山に頼らざるをえない可能性もありそうです。

米中関税交渉のゆくえを確認しつつ、都市鉱山関連株への投資判断に役立てたいですね。

アサカ理研
アルコニックス
松田産業
イボキン
TREホールディングス

「大人買い」が玩具市場の成長をけん引

5位にランクインした「「キダルト」消費活発 玩具市場を牽引 業績も動かす」では、オモチャやキャラクターグッズなどを楽しむ大人、いわゆる「キダルト」による消費動向や、人気玩具を手がけるタカラトミーなど関連企業の動向をご紹介しました。

日本玩具協会によると、2024年度の日本国内の玩具市場規模は1兆992億円と、2001年に調査を始めて以来、過去最高を更新。特に伸びが顕著だったのは、いずれもキダルト層やインバウンド層などに人気の商品が揃ったジャンルで、少子化が進む中、キダルトが玩具市場の成長をけん引していることがうかがえます。

タカラトミー 」は2015年から「大人のためのトミカ」と銘打ち、塗装やホイールのデザインなど細部まで再現にこだわった「トミカプレミアム」を展開。2025年1月には、トミカの発売55周年を記念する事業として、大人向けプレイセットの新シリーズ「tomica+(トミカプラス)」のスタートなどを発表しました。

また「 ハピネット 」は、キダルトの人気が根強いトレーディングカードゲーム商品の2023年度の売上高が過去5年で6倍以上に急拡大しています。

キダルト消費で追い風が吹く玩具関連銘柄をチェックしてみてはいかがでしょうか?

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